2月6日、予定通り婦人科を受診。今回の生理について報告する。女医は、見立てどおりといった様子。アタシとしては生理痛が酷かったことについて相談したかったのだが、女医は「それどころじゃない」と言わんばかりに子宮頚がん検診の結果表をアタシの目の前に差し出す。
「少し異常が見られるんです……」
“ガンではないけれど、ガンになり得る可能性もある”
“3年以内にガンになる可能性は5%”
“ほとんどは2年ぐらいで自然消滅するのだが3ヶ月ごとに検査が必要”
“いまのままでは病名がつけられないので、精密検査が必要。内視鏡で確認しながら疑わしい細胞を採取し、病理診断する”
口を挟む余地もなくアタシの耳に入ってきた女医の言葉たち。
内診の結果“子宮内は綺麗”で、“子宮頚がんが疑わしい細胞も見られない”とのこと。
“ただ、子宮口の淵(裏?)あたりのように、内視鏡では見えにくいところもあり、経過観察が必要。内視鏡では見られないのに検査結果に改善が見られなければ更に精密検査が必要”だと。
「あ、手遅れになるとかいうことではないですからね」
女医の言葉に促されるように、アタシは立ち上がり診察室を出た。