みなさんこんにちわ!
山も雪が降り出して、今晩あたりホワイトクリスマス♥ってかんじですね!
さてさて、今日はブーツのお話し。
各メーカーさんとても良いブーツを作っていて、お客さんそれぞれの要望に応えようとしています。
自分もイスパックをずっと作っているから、商品を作り上げていくことの難しさやコンセプトを追求する大切さを理解しています。
それぞれ、ブーツメーカーさんは理想のブーツに近づけようと頑張っていて、現に、昔のブーツとは比べ物にならない良い物が沢山市場に出回っています。
でも、お客さんもどんどんレベルが上がっていくと同時に個々の「悩み」も多く持っています。
僕自身はK2のコンダシステムというカカトをフィットさせるブーツが好きで履いているので、その良さをお客さんに伝えようと日々、〇〇の一つ覚えのように、自分の感想や体験をお客さんに伝えています。
そして、一人のお客さんが僕の意見に耳を貸してくれて、去年履いている同じブーツを買ってくれたんです。
僕は自信をもって「いいでしょー!!」って彼に聞いたら、
「・・・・ちょっと足があたるんですよぉ・・・」
フムフム。。。
その痛みは僕には感じない痛みで、足の腱とくるぶしの上あたりに当たりが出てました。
考えれば当然起こりうる事ですね。100人いれば100人足の形もちがうのですから。。
しょうがないねー。 で済ましてしまうようではタダのショップです。
そうだったら、大きな大量量販店さん行って買った方が本当にお得です。
でも、うちは方向性が違うショップ。曲げては行けないプロショップ。
ブーツメーカーさんが良いブーツを作ろうとがんばっているのであれば、
プロショップがやるべき事は、そのブーツをいかに自分のお客さんにフィットさせるかです。
こちらのお客さんのような敏感に感覚を感じ取る人だと、小手先の加工では満足してくれないのは当然です。
そこで、僕がやったのはブーツの中にあるカカトを押さえるコンダを革で個々の大きさにあわせて作る事でした。
まず足を計って形を決め、その人にあう革の厚さや硬さを選び、切り出します。
次にポンチで縫い穴をあけ、下準備を整えます。
穴あけが完成
その後縫い込み、いろいろ加工してフィットさせます。
もちろん試行錯誤の連続です。
なかなか満足がいく物は生まれません。
でも最終的にはフィットさせる事ができ、足の当たりも違和感もなく満足してもらいました。
自分の気持ちに有るのは、
「誰がなんと言おうとプロショップである!」ってことだけです。
ショップの人間はボードが好きです。
でも、ライダーのようにみんながみんな上手な訳ではありません。
(自分が上手だったらライダーは自分がやればいいわけですから、(笑))
究極、ショップの人間はやはりサポーターであると自分は思っています。
自分が、ショップを慕ってくれる人のサポーターにいかになれるか?
だと思うんです。
お金もかかるし、時間もかかるし、
何よりも、お互いの信頼がないとできない事ですから、万人に対するサービスではないというのはわかっています。
でも、ショップに出入りしてくれる人に悩みが有る以上、自分が出来る限りの事はすべきです。
誰がなんと言おうと、プロショップでいたいし、そうありたい。
そして、やっぱりなんといっても、
自分のショップを選んでくれた道具で、
快適なスノーボードをしてもらいたいです。
今日!最高だったっすよー!
とショップに帰ってくる笑顔のみんな。
その仲間に自分もまざって大騒ぎしたいですもん。。。