今年に入ってから急に興味が復活してきて
図書館から借りて色々読んだんですが、ほとんど忘れてしまいました。

かろうじて覚えていたのはこの二冊です。
どちらも考古学的視点を大切にしています。


まずは、直木孝次郎著
「直木孝次郎古代を語るー邪馬台国と卑弥呼」

直木孝次郎 古代を語る〈2〉邪馬台国と卑弥呼 (直木孝次郎古代を語る 2)


本当に語っています。
というのは、内容のほとんどが講演の書き起こしだからです。
少し古い話から最近のまでまとめちゃったという感じです。

それなりに面白かったですよ。
話し口も素直だし。
直木さんは畿内説支持者です。



もう一冊は、片岡宏二著
「邪馬台国論争の新視点―遺跡が示す九州説」

邪馬台国論争の新視点―遺跡が示す九州説


こちらはタイトル通り九州説ですね。
やはり考古学的視点から持論を展開されています。

これまで考古学的アプローチの九州説を余り読んでませんでした。
ですので、非常に新鮮かつ魅力的でした。

筑後平野に邪馬台国があっても良いんじゃないか?
と、納得させられる力作です。

惜しむらくは、纒向遺跡を過小評価されているところと
筑後平野環濠集落ネットワークの仮想敵国が
奴国であるところですね。

纒向遺跡は他にも擁護者は沢山いらっしゃいますから
私からどうこう言うところはないのですが、
筑後平野環濠集落ネットワークの仮想敵国は、
山側でなく海側に想定されるべきではないでしょうか?


ちなみに私は畿内論支持者ですが、
片岡さんのような九州説は読んでいて楽しいですね。
知的であって、感情的・決めつけ的でない位置取りが
好感が持てました。