同い年の男友達C野さんのお誘いで、平成31年2月8日(金)から二泊でタイに行ってきました。
◇スアンナプーム国際空港
C野さんは、大手スーパーの商品開発を担当(平成31年2月当時)しており、仕事でもプライベートでも海外によく行っているのですが、タイは、数十回訪れていて、いろいろな友達を案内しているとのことで、今回、私も声をかけていただきました。
気楽な現地集合現地解散の旅でしたが、タイが初めての私は、C野さん、女友達のY枝ちゃんと、ANAの同じ0時10分羽田発の便で行くことにしました。
日本時間7時15分(現地時間5時15分)にスアンナプーム国際空港に着いた私達は無事に入国審査を済ませ、飲み物などを店で買ってから、待ち合わせ場所に向かい、同い年の女友達のK子ちゃん(経営者)と、Rさん(K子ちゃんのビジネスパートナーの経営者・男性)、C野さんが主催している交流会の参加メンバーのN美ちゃん(女性)、その友達のMちゃん(女性。Mちゃんは私は初対面でした。)と合流し、C野さんがチャーターしてくれた車で、最初の目的地へと向かいました。
途中、トイレ休憩を挟みながら、約2時間半ほどで、最初の目的地であるカンチャナブリのTaweechai Elephant Camp(タウィーチャイ・エレファント・キャンプ)に着きました。
◇Taweechai Elephant Camp
車を降りて、C野さんの案内で歩いて行くと、多数の象が迎えてくれました。
(Taweechai Elephant Camp)
大学時代に友達数人で上野動物園に行って以来、生の象を見るのは久々だったので、一気にテンションが上がります。
(Taweechai Elephant Camp)
まだかなり幼いのか、おぼつかない足取りの子象が目の前で遊んでいて、めちゃくちゃ可愛かったです。
(Taweechai Elephant Camp)
(Taweechai Elephant Camp)
象の見学を終えた私達は、奥の建物へと向かいました。
(Taweechai Elephant Camp)
この建物の右手にある櫓に登り、そこで象に乗るのですが、初日の参加者は7名だったので、RさんとK子さん、N美ちゃんとMちゃん、私とY枝ちゃんでペアを組み、C野さんは一人で象に乗ることになりました。
最初は、スタッフが一番前に乗り、クウェー川へと向かいます。
(Taweechai Elephant Camp)
私は、乗馬を何度かしたことがあるのですが、サラブレッドよりも体高の高い象の背中は、とても良い見晴らしです。
(Taweechai Elephant Camp)
最初は、二人で輿(象の背中に乗せた椅子)に座っていたのですが、途中でスタッフが降りて、どちらか一人、象の首に移動するように言われ、Y枝ちゃんが象のまたがりました(※Y枝ちゃんの顔は、プライバシー保護のため、目線を入れています。)。
(Taweechai Elephant Camp)
スタッフなしでの自走は、かなり興奮します。
ところで、釈迦の生母であるマーヤー夫人(摩耶夫人)は、なかなか子供に恵まれませんでしたが、ある日、天から白い象が降りて来て、マーヤー夫人の右脇から体内に入る夢を見て釈迦を懐妊したと伝わっており、これは、仏教国であるタイでは子供から大人まで広く知られている逸話だそうです。
また、タイの旧50バーツ紙幣には、象に乗るアユタヤ王朝第21代の王であるナレースワン大王が描かれていました。
ナレースワンはアユタヤ王国のピッサロヌークの知事であるマハータンマラーチャーティラートの子として生まれました。
1563年にビルマ軍がピッサロヌークに侵攻して陥落させ、ナレースワンは人質としてビルマに連行されました。
ナレースワンは同世代のビルマの王子ミンチットスラと一緒に育てられましたが、ナレースワンとミンチットスラは仲が良かったそうです。
その間、アユタヤ王国のチャクラパット王は国力を強化しますが、1564年、ビルマ軍の攻撃を受け、アユタヤは陥落し、ビルマの属国となりました。そして、ナレースワンの父マハータンマラーチャーティラートは、ビルマの傀儡のアユタヤ王となり、ナレースワンの姉をビルマに嫁がせ、その代わりにナレースワンはアユタヤに帰ることになりました。
その後、ビルマが衰退した機に乗じて、1584年にナレースワンはビルマに侵攻しました。
結局ナレースワンは撤退しましたが、この侵攻によって、アユタヤ王国の独立を宣言することができました。
独立後、ビルマ軍は何度かアユタヤ王国に侵攻しますが、いずれも撃退しています。
そのような中、1592年に、ナレースワンが人質時代に一緒に育てられ、仲の良かったミンチットスラが率いるビルマ軍がアユタヤ王国に進撃を開始しました。
この戦いで、象に乗って出撃したナレースワンは、同じく象に乗って出撃したミンチットスラ王子と、司令官同士の一騎打ちとなりましたが、ナレースワンがミンチットスラ王子を倒してビルマ軍を退却させ、アユタヤ王国の独立を守り抜きました。
象は、釈迦と所縁の深い動物であり、戦象としてナレースワンと共にアユタヤ王国の独立を守り抜いた動物であり、労働力としても活躍してくれる働き者であり、タイ人にとって、尊敬され、最も親しまれている動物の1つなのです。
初のタイで、そんな象に乗ることができて、本当に大興奮でした。
この後、クウェー川まで行き、しばらく象乗りを楽しんでから、今度はライフジャケットを着て、竹の筏でクウェー川下りをします。
(クウェー川筏下り)
私は子供の頃に実家の近くを流れる天竜川の舟下りをし、司法修習生時代に修習のクラスの旅行会で長瀞のライン下りをし、弁護士になってから、修習同期のK井さん、O下君と、熊野川の河口までカヌーで下るなど、色々な川下りを経験しましたが、クウェー川は、日本の川に比べると緩流でした。
(クウェー川筏下り)
筏に乗ってしばらく下ると、左右には鬱蒼としたジャングルが広がっています。
(クウェー川筏下り)
(クウェー川筏下り)
◇Tham Krasae Restaurant
筏を降りた私達は、タイ国有鉄道南本線に乗って、映画『戦場にかける橋』で描かれたクウェー川鉄橋まで行くため、自動車でタム・クラセー駅(Tham Krasae駅)へと向かいました。
電車に乗るまで少し時間があったので、近くのタム・クラセー・レストラン(Tham Krasae Restaurant)で昼食をとることにしました。
まずは、シンハービールで乾杯。
(Tham Krasae Restaurant)
英語の堪能なC野さんですが、タイを何度も訪れていて、タイ語も若干話せるようで、お勧めの料理をタイ語で注文してくれました。
(Tham Krasae Restaurant)
私も都内で時々タイ料理を食べに行くのですが、やはり、現地で食べるタイ料理は、格段に美味しかったです。
楽しくて、何と、上記の写真以外、料理の写真を撮りそびれてしまいました。
◇次回予告
昼食を終えた私達は、電車に乗る前に、線路沿いにあるカセー洞窟を訪れたのですが、次回はそのお話からさせていただきます。
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