先日、西宮勤労会館において、西宮平和委員会主催で『「防衛大学の闇」~連鎖した暴力…なぜ』の上映ならびに被害者のお母さんの話を聞く機会がありました。その上映とお話の後に、私はこんな理不尽なことがあっていいのかという思いを抱きました。被害者の青年は福岡で起きた土砂災害の復旧応援に来てくれた自衛隊にあこがれ、自演隊の幹部を育てる防衛大学校に入校。しかし、現実は上級生による下級生に対するいじめが横行し、結局心を病んで辞めざるを得ませんでした。そして裁判を起こしましたが、裁判官は具体的な証拠や証言があるにもかかわらず加害者にわずかな賠償金を命じただけで、監督する教員も国の責任も認めていません。西宮市でもトライヤルウイークで中学生が自衛隊に行ったり、自衛隊への名簿の提供も拒んでいません。この防衛大の実態をもっと広く知ってもらえば、自衛隊に応募しようという人は減ると思います。