握力が弱い糖尿病患者は心血管疾患によって死亡するリスクが高いと、英国の研究グループが発表。研究グループは、英国在住の男女347130人(平均55.9歳)のデータを使って、糖尿病と握力、心血管疾患との関係を調べたそうです。その結果、握力が強い糖尿病患者が心血管疾患で死亡するリスクは糖尿病ではない人の1.46倍だったのに対して、握力が弱い糖尿病患者の死亡リスクは4.05倍に達したとの事です。また、筋力低下が明らかな人(握力が男性で26キロ以下、女性で16キロ以下)で、様々な病気死亡率が軒並み高かったそうです。握力は血圧に勝るとも劣らない健康の指標と言えそうです。