※表面記事

●今回の党議員団視察は東京方面

・平和施策、保育所、公契約条例、公共施設整備

2~3年に一度の議員団視察実施

 2年~3年に一度、先進市などの視察を実施している党議員団。このたび11月6日(月)から9日(木)まで関東方面に行ってきました。

東京世田谷区では平和資料館

6日に行った世田谷区の平和資料館。一定の広さとともに展示に工夫がなされ、映像ビデオなどの貸し出しも行われていました。西宮にも中央図書館(川添町)の一角に平和資料館がありますが、併設の郷土資料館よりスペースが極端に狭く、我々は内容とスペースの拡充を求めています。

東京北区では公立保育所の整備

 7日は東京北区の公立保育所整備。全国的に保育所の整備や運営を民間にゆだねる自治体が主流ですが、北区では公立で保育所を整備。話を伺うと、民間で整備すればこの4月の入所に間に合わなかったということで、待機児童問題は都市部で深刻であるということを改めて実感。

東京千代田区では公契約条例

7日の午後からは、ワーキングプア解消のために制定する自治体が増えている公契約条例で、最近制定した千代田区へ。自治体が業者に「お願いする」という要綱とは違い、命令となる条例と比べると雲泥の差ですと、担当の方がきっぱりと語られたのが印象的でした。

施設整備は住民意見尊重で

8日午前は、公共施設整備に取り組む西東京市。今後少子高齢化で人口減が予測される中、国は建て替えが予定される公共施設の将来計画作成を求め、西宮市でも昨年作成。何年後に何%床面積削減という目標ありきでなく、住民意見尊重の大切さをお互いに確認しました。(裏面に続く)

 

   ※裏面記事

・ステーション保育は本当に必要?

 視察の最終日の9日は、西宮市が新年度から整備するステーション保育にすでに取り組む横浜市。西宮市では保育所の待機児解消策の一つとして、廃校となった高須東小学校跡地にパーク&ライド方式(保護者が保育所まで子どもを車で送っていき、保育所敷地に車を置いて駅から出勤)の保育所を整備します。併せて、阪神西宮駅に0歳から2歳児までの低年齢保育所を整備し、そこに3歳から5歳児の一時預かりスペース(ステーション)を別に設け、そこから3歳児以上を新たな高須の保育所にバスで送迎。往復で約一時間のバス移動での子どものストレスや、子どもの体調が悪くなったときのお迎えはどっちの保育所に親は行くのかなど、興味津々での視察。横浜市では5つの送迎ステーションのうち、すでに4つが廃止または廃止予定との事。西宮市でも緊急避難策とはいえ、今後必要性の検証が必要でしょう。