◎表面記事
●阪神淡路大震災から20年、今なお残る課題
・UR借り上げ市営住宅問題と災害援護資金返済問題
今年の1月、阪神大震災から20年を迎えました。昨年末、立命館大学教授・神戸大学名誉教授である塩崎賢明(しおざきよしみつ)氏が書かれた本があります。題名は「復興<災害>」で、氏は、東日本大震災から4年を迎えて復興に苦しんでいるが、我々は阪神・淡路大震災の経験を生かせているだろうか。それ以前に阪神大震災の経験がどれほど理解されているだろうかと問い、阪神大震災の被災地では20年を迎える今日もなお『復興災害』にさいなまれる人たちがいると
・・・。
それは、今なお続く孤独死の問題や借金などの返済で苦しむ人々のこと、またUR借り上げ住宅からの退去問題なども。この本の発行の本旨は、そうした教訓が東日本大震災の復興に生かされ、今後も起きうるであろう大災害への備えになればということだと私は理解しました。
しかし、前述の問題はそのままでいいということではなく、解決すべき課題です。
UR借り上げ住宅問題
西宮市でも当時URから市営住宅として借り上げた住宅が447戸あります。住民は今20年という市とURとの契約を理由に転居を求められています。兵庫県内でこの期限が最も早い青木町のシティハイツ。高齢の方や障害の
る方も全員転居は県下で最も冷たい方針です。
災害援護資金問題
阪神大震災時にはなかった被災者生活再建支援法(住宅全壊世帯には300万円支給)。やむなく利用された災害援護資金の借り入れ(低所得者に350万円上限、5年据え置き10年間で返済)たものの、毎月1000円しか返済できないような少額償還者が多数残っています。東日本大震災では、返済期限後10年経て[無資力状態}の人は免除ということを国が決めました。
6月議会質問で
6月議会で私は、この二つの問題を一般質問で取り上げる予定で、詳細は7月号にて。
◎裏面記事
・西宮市勇み足で120万円フイに、の報道
この「まつお正秀のかわら版」3月号でお知らせした高齢者交通助成金削減撤回のニュース。70歳以上の人に支給していた5000円の助成チケットを3000円にする予算が3月議会に突然提案され、議会全会派修正案で難病患者の方たちへの見舞金廃止とともに撤回に追い込みました。ところが昨年12月にはその方針が決定されており、当然予算は通るだろうと、1月には3000円で5万冊のチケットを120万円で発注。しかし議会で否決されたことから,改めて5000円でのチケットを発注し直したためにその120万円がフイに。このことは、議会は当然可決するだろうという見通しの甘さがもたらした結果です。さらにこれで、対象者には通常より一カ月以上も配布が遅れることになりました。