第40回藻類
 昆布やワカメ、クロレラなどは藻類に分類されます。ところがこの藻類が存在しなければ今の文明はなかったかもしれないそうです。石油も藻類の蓄積されたもの、藻類の出す酸素が海中の鉄分と結合した鉄鉱石、セメントの原料の石灰石も藻類の仲間の褐虫藻とは共生関係にあり不可欠、いろんな生物のおかげで私たちの暮らしが成り立っています。
 (神戸新聞09年4月19日付参照)
 
 第39回 カレーの香辛料
 カレーの香辛料に良く使われる「フェニグリーク」という植物(豆類)に血糖抑制効果があり、内臓脂肪症候群(メタボ)に有効であるとの研究結果を京都大学とハウス食品の研究結果として発表しています。そういえばイチロー選手は奥さん手作りのカレーを毎日食べることで有名だとか?ただし、日本では栽培されていないそうなのでルーや粉を買うしかないようです。
(神戸新聞07年6月20日夕刊より一部抜粋)

第38回 キノコキトサン
 キトサンといえばエビやカニの殻を思い浮かべ、脂肪を吸着する性質があることから、すでに健康食品としての販売も行われています。ところがキノコ類にもキトサンが含まれ、こちらは脂肪を燃焼させる性質があるそうで、メタボリックシンドローム対策にうってつけとのことです。私もメタボの気があり、今後はどんどん摂りたいと思いますが、くれぐれも毒キノコにはお互い気をつけましょう。
(毎日新聞08年12月27日より抜粋)

第37回 ビタミンB1
 疲労回復にはビタミンB1が有効。こんな研究結果が発表されました。これは大阪市立大学を中心とした医学チームによる5年間の研究結果で、疲労の原因とされる「活性酸素」によって傷つけられたたんぱく質や細胞の修復にビタミンB1が有効だとのことです。
(毎日新聞2009年2月27日付けより)

第36回 牛乳Ⅱ
 おいしい牛乳の要素に新鮮な空気が上げられるそうです。牛乳は乳房の中で血液から作られるので、肺によって浄化された血液で作られた牛乳はおいしいという訳です。だから新鮮な空気を吸っている牛の乳はおいしい。そういえば、近くに六甲山牧場があることにもうなずけます。(新婦人新聞08年8月21日付より引用)

第35回 牛乳Ⅰ
 第30回の牛乳には体脂肪率低下の効能があると紹介しましたが、もともと色素が多く含まれた牧草(生草)を食べていた牛の牛乳は黄色みがかった色でした。今では真っ白い牛乳が当たり前と思われていますが、これも穀物を中心にした輸入の配合飼料などによって効率優先がもたらした色なのです。ここにもアメリカの戦略が影を落としています。

第34回 砂糖と甘味料
 ダイエットのためにと低カロリー食品が多く出回るようになっています。しかし、砂糖と低カロリー甘味料をマウスで比較したら、カロリー量の認識が鈍り、人工甘味料を食べたマウスの方が体重増や脂肪増が見られたそうです(今年2月20日しんぶん赤旗)。これはアメリカのパデュー大学の科学者チームの発表です。動物の本能はすごいナと思います。

第33回 緑茶Ⅱ
 第28回では、緑茶のカテキンがコレステロール現象に効果的だと書きましたが、朝日新聞10月4日の夕刊に緑茶が糖尿病に効果的との報道がありました。これは、静岡県立大学の研究結果として、一日に緑茶を7杯ほど飲むことで、糖尿病になりかかっている人の血糖値の改善が見られたというものです。こんなところにも昔の人の知恵が働いていることを思い知らされますネ。

 第32回 ミニマムアクセス(最低輸入機会)米
 三笠フーズの汚染米事件では被害は広がるばかり。日本はコメの100%自給ができるのに、アメリカの圧力で輸入(ミニマムアクセス)させられています。努力目標なのにあたかも割り当てのように輸入を増やし、農水省は汚染米の在庫を早く処分しろと指示を出し、小泉内閣のときの規制緩和で流通業者の許可制をなくして野放しに。
アメリカに対等にものが言える政府に早くしなければと思います。

第31回 カルシウム
 食事などでカルシウムを多く摂取する人は、少ない人と比べ脳梗塞になりにくい・・・。厚労省研究班の調査結果が発表されました。特に牛乳類のほうが小魚などよりも吸収率が高いということですし、牛乳は体の脂肪吸収を防止する役割もあるそうです。でも忘れてならないのは運動です。カルシウムは取りすぎても体外に排出されるだけですから新陳代謝で吸収が促進されます。