表面
●いよいよ3月議会
  中央病院の移転も含めた次年度予算審議が

・アサヒビール跡地の購入・活用が焦点に
 定例の3月議会が2月24日から始まります。3月議会は恒例で次年度予算案審議を行うため、先立って市長や教育委員長の来年度の方向性についての考え方が示されます。
 今年の8月に予定されているアサヒビール西宮工場撤退に伴い、その跡地がどうなるのかに注目が集まっていますが、今議会ではそのことも焦点になってきます。すでに市は、中央病院、消防署、中央体育館の移転とともに、東部新拠点という位置づけで多目的広場や防災公園、共用駐車場なども整備するために、その跡地購入の計画を打ち出しています。今後市民からの意見募集(パブリックコメント)を行い、4月下旬にはその結果も公表される予定です。党議員団として、その計画全体が市民にとってどのように有益かや、税金の無駄遣いに繋がらないかなどの視点でチェックしていかねばなりません。
 また、昨年4月の国の第二期地方分権改革一括法(一期は2000年自公政権)成立に伴い、今後西宮市でも関連条例の見直しが40本近くおこなわれる予定になっています。これまでも三位一体改革の名のもとに、国が地方へ権限を委譲する代わりに自治体への配分予算削減が行われてきました。例えば保育所の設置などの権限を自治体に与える代わりに、子ども一人当たりの基準面積を自治体で自由に決めるようなことになれば、財政の厳しい自治体では子どもの詰め込みが行われる可能性も。このような市民生活の後退に繋がらないように、予算審議の中でも目を光らせていかなければ。

裏面
 復興借り上げ住宅について再度申し入れをしました
 阪神淡路大震災から今年で丸17年。今なお多くの方が苦しんでおられます。そんな中で震災後に自治体が都市再生機構(UR)から借り上げた市営住宅の入居期限である20年がまもなくやってきます(早いところで青木町シティハイツが3年後)。こうしたことから党議員団は昨年1月24日、市長に対して、「住民に安心感を与える方向性を早期に打ち出すよう」に申し入れを行っていました。
 ところが、市が昨年示した市営住宅の今後10年間の計画となる「西宮市営住宅整備・管理計画(案)」によれば、「期限どおりURに返却する」ということに。昨年の申し入れの時には副市長が「住民に不安を与えないようにしたい」と言っていたことと逆行するとの考えから、党議員団は改めて「買取り・借り上げ延長」の申し入れを2月14日(火)に行いました。
 ※申入れ文は議員団ホームページから