月曜・火曜と意外なテレビ番組を見た。それはNHK教育で夜10時25分から放映されている「一週間de資本論」である。一週間ということなので今週の金曜日まで連続放映だと思いますが、一昨日は森永卓郎氏が、昨日は年越し派遣村の湯浅誠氏がゲスト出演していました。今資本論が注目されるのは二年ほど前に日本共産党員作家の小林多喜二が書いた「蟹工船」ブームと共通するところがあるのではないかと思います。それほど今の労働実態と共に、額に汗をしない資本家が物を買うためのお金を増やしながらも、使い切ることが出来るかどうかに関係なくさらにお金を儲けて膨れ上がらせることを主目的にしていく。まさに堀江モンや村上ファンドなどを生み出す必然性が資本主義にあると指摘している資本論。かくいう私は資本論を読みかけては理解できずに途中でやめることの繰り返しで、一巻もまともに読めていません。

 しかし、カールマルクスが生きた1800年代にまで今の労働実態が近づきつつあるということであれば、何のために技術開発が進められてきたのかとむなしくなります。「苦労を惜しんでいけない」とは、私が小学校の時に先生に言われた言葉でありますが、人間は少しでも楽をして生きることを追求してきたからこそ道具を開発し、様々な科学技術をも発展させてきたのではないかとも思います。携帯電話やパソコンなどがこれだけ普及しながら、家族との団欒や十分な休息やスポーツも楽しむ時間が取れないというのは、どこか狂っているということであり、新たな社会体制が模索される必然性があると言うことであるかもしれません。

 いずれにしても、続けて視聴できるかどうかわかりませんが、可能な限り続けて観たいと思っています。