昨日富山から帰ってきました。初日の講師の話は、監査事務局などの専門的に監査に関わっている人向けの話が多く難しかったのですが、二日目の昨日は日本政策銀行の人の話で、震災を踏まえた経済についての話である程度理解できました。その話の中で、この20年の間に、富山をはじめ全国的に店の数は増えているのに、全体の売り上げが伸びていない(東京も例外でなく)中で、輸出は約二倍伸びているとのことで、円高になるのは日本の経済がしっかりしている証拠だと言う話に納得。では、その儲けは何処に消えているのかと言うことが問題なのではないでしょうか。その儲けが国民に届かず企業の内部留保になっているという、この間の日本共産党の指摘がぴたりと当てはまります。そしてその先生は、今後の高齢化の中で若者の給与を3割増しにしていけば高齢化社会を支えることはできると言う話で締めくくられました。
 昼から帰りの電車の時間まで時間が少しあったので、コンパクトシティで有名な富山市役所の展望台(9階)へ。そこから街を見渡していたら富山県農協会館のビルが見えましたが、なんと、TPPに断固反対の垂れ幕があり、漁業や農業を中心にしている自治体では死活問題という位置づけがされているのだと感じました。
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ちょっと見にくいですが「日本の『食』と『農』を守れ!! TPP参加断固反対」と書いてます