衆参で安定多数を取った自民・公明ですが、安倍政権の危険な本質がいろんなところに見えてきています。国防軍の明記や軍法会議で戦地へ行くことを拒むものは死刑。そうしたお国のためにという意識付けを行うためには教育の分野から行うべきと、安倍政権に教育提言を行う「教育再生実行会議」のメンバーの一人である八木秀次氏は、SMAPのヒット曲「世界で一つだけの花」が日本の子どもたちをダメにしていると言っています。ナンバーワンにならなくても個性を生かして生きればいいという歌詞が、競争しなくても良いという意識になって努力しなくなるというのです。安倍首相が目指すの再生とは、●国家による統制の強化●競争の激化●事実に反した歴史教育の押し付け●国家主義的な教育の徹底をを狙う道徳の教科化・・などを目指しています。ですから、個性を否定するような考え方は、自分たちが優秀な人種なのだとして戦争を進めていった考え方にも結びついていきます。

 自民党の憲法草案には集会・結社の自由を制限することまで盛り込んでいますが、このような歌まで攻撃材料にして弾圧をしていく、まさに戦前の治安維持法時代への逆戻りを許してはいけませんね。