昨日のクローズアップ現代は衝撃的でした。冒頭に長寿県沖縄で死亡年齢が下がりつつあることが報じられ、その原因に食生活の変化がもとらしていると結論。平均死亡年齢が低下している年代として、高齢者はそのまま長寿でありながら高齢者とまでいかない、特にアメリカ占領によってもたらされた油を中心とした食生活になれた人たちの死亡が高くなっているとのこと。

 そのメカニズムを調べていくと、満足した時に発生するドーパミンと結合して信号を出すD2受容体という細胞らしきが、油を取りすぎることによってD2受容体の数が減り、いくら油分のあるものを食べても満足感が得られなくなって食べ過ぎるというのです。簡単に言えば、油が麻薬のような働きをして満足中枢を麻痺させるということみたいです。以前、トランス脂肪酸のことを書いたと思いますが、トランス脂肪酸にかかわらず油自体の量を減らさなければいけないみたいです。

 さっそく今日の神戸新聞にも沖縄は長寿でなくなってきていることを取り上げていましたが、運動よりも食生活での油に気をつけるほうが健康にいいみたいです。でも、かと言って運動しないよりはするに越したことはなさそうですから、体も意識して動かしていこうと思います。