安倍首相が集団的自衛権行使の方向を打ち出しました。安保法制

懇という安倍さんの意に沿う人を集めた「私的」懇談会の報告書を受け

ての結論ですから、出てくる方向はおのずから見えていたわけですけ

ど・・・。日本が攻撃を受けていないけど、同盟国(今はアメリカだけで

しょうね)が攻撃を受けたら日本も一緒に反撃をするという集団的自衛

権。日本人を守るためとか、シーレーン防衛で日本の死活に影響を及

ぼすとかいろいろ理由を述べてはいます。

 過去に日本が満州、中国、そして東南アジアなどに侵略をしていく

ときに使われたのが、侵略をしていった国の資源が日本の死活にか

かわるという生命線論でした。戦争するときには自分の都合のいい

ように解釈をするものです。ヒットラーのドイツ、ムッソリーニのイタリ

ア、天皇の日本が日独伊防共協定という共産主義から国を守るとい

う名目で実態は世界分割を狙った戦争でした。

 ですから、なぜ憲法9条を持つ国になったのかをそもそも考えない

といけないと思います。たしかに北朝鮮や中国の脅威というものは

あると思いますが、日本の領空や領海内では日米安保条約ですでに

その権利というか義務はあるのです。ですから今回はそれ以外の地

域でのことになりますから、結局アメリカと一緒に戦争をする国になっ

ていくということでして、相手は日本に対しても全面戦争を仕掛けてく

ることになれば泥沼化していくことになります。

 昨日テレビのコメンティターが言っていましたが、歴代の政権が否定

してきた集団的自衛権をできるようにした、「歴史に残る首相になりた

い」というのが本音ではないか。私も同感です。