今月の8日に予約していた歯医者を9日と勘違いしていたために、今日に変更していってきました。左上に金属をかぶせていた歯がぐらついているようなので見てもらうと、歯が割れていて虫歯がひどくなっているので抜かないといけないということ。さっそく麻酔をして抜いてもらおうとすると、あごの骨と歯がくっついてるのでメスで切ってはがさないといけないということになって、さらに麻酔を追加して糸で縫われてしまいました。

 年をとるとこんな風に歯が弱っていくのかとがっくり来ていますが、80歳で20本の歯を残そうという8020運動について書いたことがありながら、自分では実践できそうになくなっています。今からでは手遅れかとは思いますが、これからさらに歯磨きをさらに丁寧にしていきたいと思っています。

 ところで、昨日NHKのスペシャル番組で「老人漂流社会」を観ました。病院には長くおられず(診療報酬が減るから)、特別養護老人ホームで低年金で入れる施設は3年待ち。65歳以上の高齢者が3000万人を突破し、年間100万円以下の年金は40割以上にものぼるそうで、家族に見放されるというよりも、家族もやむにやまれず同居できない様々な事情があることによって、場所を変えたショートステイを繰り返したり、生活保護を受けるためにほとんどの荷物を処分しなければいけない人たちなどの厳しい現実を映し出していました。世界第3位の経済大国日本でますますさらに深刻な事態になっていくだろうと予測しながら、北欧などとの比較をする内容にはなっていませんでした。その根底には政治の貧困があると思いますが、そうした視点も入れた特集番組にしてほしかったです。ただ、以前もNHKの特集番組でワーキングプアの特集を組んだとき、あまりの反響の大きさに続編を作ったことがありました。たぶん今回も反響が多かったと思いますので、今後ぜひシリーズで取り上げてほしいと思います。