自民党の古賀誠元幹事長が、自民党などが進めようとしている憲法96条改正に、しんぶん赤旗に登場して堂々と異論を唱えています。また、野中広務元自民党官房長官が尖閣諸島問題で日中国交回復の時に棚上げを認めたと発言。自民党は領土問題は存在せずとの立場を撮り続けていたのに、身内から足元をすくわれた感じですね。だいたい日本の領土だという証拠がたくさんあるのに正々堂々と話し合おうとせずに避けてきたことは、棚上げにして曖昧にしてきたことを自ら知っているからこそではないでしょうか。過去の歴史を歪め、ますます財界・アメリカ言いなりで格差と貧困社会を作っていこうとする今の内閣に、仲間内からも本道を進めと言われる始末の自民党に未来はありません。

 それから、もっとひどいのは大阪市の橋下市長のオスプレイ受け入れ発言。当事者である八尾市長には一言の相談もなく、普天間基地と同じように民家が密集している空港に、しゅっちゅう墜落しているオスプレいを持って来いとはとんでもない話です。こんなところにも独裁体質が見えてきますし、第三極と言って新しいものを目指すかのようにしながら、明治時代の戻すかのような古い体質の党であることが明らかになっています。

 第三極といえばみんなの党もそう言われますが、今日はみんなの党の神戸市議が詐欺罪で逮捕されています。職員の人件費を削れとか、議員の給料を減らせと言いますが、政党助成金を返上したり、議会で議決しなくても自らの給料を自主的に返上した議員を見たことも聞いたこともないのは、やはり改革ポーズだけの党だということなのではないでしょうか。

 大阪市の橋下市長の問責決議をめぐって風見鶏のように誰とでもくっつく公明党にも、多くの方が疑問を持ち始めています。

 世の中が発展していくときには、必ず矛盾が生じて世の中を前進させようという動きが置きます。しかしその時に逆流も起こりますが、必ずその逆流を乗り越えて発展してきたのが人類の歴史です。まさに自民党対日本共産党(なぜ日本とあえて書くかといえば、大国の共産党からの干渉をハネのけてきた歴史を持っているからです)の参議院選挙になりそうですし、そうしていかなければいけませんネ。