昨日は、午後から市役所東館8階で行なわれたにしのみや食育フォーラムに参加した。それというのも、今回は香川県で校長(現在はフリーで講演活動など)をされ、弁当の日の取り組みや“弁当の日がやってきた”の著書で知られる竹下和男さんの講演だったからである。現在の若者の食生活や料理に対する意識の貧困さを具体的事例で語られ、“弁当の日”のとりくみで子どもたちがいかにイキイキと変わっていったかのお話をされた。当初はほとんどの子が両親などの手助けを受けていたものが、子ども達の情報交換の中で自分で作ることの喜びを覚えて,そのことが大人になってからの食生活だけでなく人生にも影響を与えていると言う話は大変よかった。ただ、給食は学校を所管する教育委員会で、家庭の問題は社会教育となっている縦割り行政がネックになっているとの皮肉めいた話もありました。ちなみに全国では727の学校で取り組まれているが、兵庫県では3~4校程度しか実施してないとのことにがっかりしました。2008年の6月議会で西宮市の食育推進計画を早く作成すべきと一般質問した私も、こうしたとりくみを応援していかなければ・・・。
講演する竹下氏

講演する竹下氏
