昨日の記事。

ここに登場した担任の先生について

書きたくなりました。


H先生は、息子の中二、中三の時の担任です。

息子の中学は中三になる時はクラス替えがなく、

担任も異動がなければ基本変更はないようです。


H先生は、見た目は体育の先生みたいですが

(↑自分でも持ちネタにしているようです)

理科の先生。


二年になったばかりの家庭訪問で、

気になる高校ある?

と軽ーい感じで聞いてきました。

息子はそこで、身の丈よりチョイ上の県立高校と

北国の某高専を口にしました。

H先生は、

息子君の成績はまだ把握していないけど

行きたい高校があるなら応援するよ。

と優しく答えてくれました。


私はここでも、よく恥ずかしげもなく

身の丈より上の高校と高専出したなー、

と、思ったものです。

塾のテストの時はレベル感を知らずに

志望校に書いたけれど、この時点では

まだまだ高専を狙えるような

成績ではなかったので。


H先生は、息子に、高専行きたいなら

数学だけじゃなくて理科も大事だよ頑張って、

という声もかけていました。

そりゃそうだわね、先生ごもっとも。


先生の言葉のおかげか、息子は

中二からジワジワと成績が上がりました。

やや苦手だった理科もいつのまにか得意に。


あと、中二から数学も先生がかわり、

授業が楽しくなったと言っていました。

元々勉強は嫌いな息子ですが、

数学は勉強するものじゃなく

センスで解くものだ!と言っていました。

(↑今はセンスだけじゃムリだそうです。)


話がそれましたが、、、

中三の二学期が終わる頃には

気づいたら高専の推薦を狙える評定になっていました。


県立高校と迷いもあったのですが、

高専の推薦を受けることに。


北国の某高専の推薦入試は、

調査書&自己PR作文を提出して、

入試当日は面接のみ。


でもね、作文が書けません、息子。

高専で何を学びたいかとか全くなかったので。

強いて言えば、

自由度が高いところが良いなくらい。


毎日居残りをして原稿に向かったのですが、

H先生にはダメ出しをくらいつづけました。

家でも夜な夜な親子でネタ作りはしましたが

それもダメ出しでした。

高専のアドミッションポリシーと

絡めるのがポイントだそうです。

そして、もう今日こそ仕上げなきゃいけない

という日、、、

これまでのネタの中からH先生が

アドミッションポリシーに結びつけてくれました。


今、その文章読んでも涙出そうです。

部活のエピソードから、

試合で負けてもペアの子を責めずに、

原因を分析して

練習メニューを工夫して次に活かしたとかさ、、、

理想の息子像が描かれていました。


あとは、当日面接でボロが出ないように、

年明けからはひたすら面接練習。

作文に出た理想の子になりきれるように。

H先生だけではなく、

ものづくりに詳しい先生も一緒に。


ちなみに、試験当日の面接は、

息子はあまり記憶がないようです。


当時、たまたま倍率がやや低めの年でした。

本当に息子は運が良いです、私に似て。


高専の推薦入試に合格した理由、

H先生が息子を合格する子にしてくれたから。


やっぱりH先生の存在が大きいし、

H先生には感謝してもしきれないです。


だいぶ時間は経ちましたが、

この時期になるとあの頃の緊張感とか、

今年の倍率はどうなんだろうとか、

気になりますね。


受験者の皆さんと保護者さんにとって、

良い結果となりますように。