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お盆も過ぎたというのに

またまだ暑いですね滝汗



時は遡り、今年の元日のことです。

午前0時を過ぎて実家の氏神さまに初詣。



参拝を終えると、地元のK先輩が
お焚きあげの火の番をしていました。


しばらく話をしていると、近々

神社の楠の木を根元から伐採する

という話を聞きました。



↑数年前の写真ですが
隣の敷地にある公民館の屋根まで
枝が伸びているし
根っこが盛り上がっているために
ブロック塀が一部崩れて危険だ
との理由らしいです。


お年寄りばかりの地区の役員の方々に
K先輩が「切らない方がいいんじゃないか?」
と進言するも、全く聞く耳を持たず
神官さんも了承済みとの話。


その場にいた私、姉、姉の娘(姪っ子)は
この話を聞いてびっくり!


そこへ役員の1人のおじさんが登場。
すかさず私たちは、切らないで欲しい
と訴えました。


おじさんは、
あの木はご神木ではないから切ってもいい。
楠木は成長が早く枝を切ってもすぐ伸びる。
私たちが子供の頃は境内に何本も松があった。
それも全部切った。
だから今、広々とした境内で
色んなことができてるんだ。


そんなことを言われました。


こちらがご神木↓


そこで姉が、霊感のある姪っ子に
「木の声を聴いてきて」と言い
木に手を当てて木の声を聴く姪っ子。


切られるのは悲しい
一部でも残してくれたら次に繋がる…


そんな感じのことを言いました。


おじさんたちの後に管理する

若者の意見も聴いて欲しい。

ブロックを取り除いては?と言いましたが

おじさんにとっては、私も姉も姪っ子も

この土地には住んでいないよそ者です。



もう決めてしまったことだと言われ

おじさんもいきなりそんなことを言われて

ちょっと不機嫌そうだったので

それ以上は口をつぐみました。



それから月日が経ち

3月に帰った時↓


立派な幹が残っていました!

残してくれたんだ!と嬉しくて

姉やK先輩にすぐ連絡をして

喜びを伝えました。



それからまた月日が流れ

先日のお盆の写真がこちら↓


丸裸だった幹から

緑の葉っぱが青青と繁っています。

そして、壊れていたブロック塀が取り除かれ

ベンチが2つ置かれていました。



めちゃくちゃいい雰囲気キラキラ

私たちが願っていた景色が

そこにありました。



盆踊りの日の前日

姉が近所の人から聞いた話によると

元日に話をしたおじさんは

私たちと話た後、眠れなかったと。



申し訳ないことをしたな、という思いと

私たちの声を聞き入れたくれた

感謝の気持ちを伝えたい!

でも暗かったし、どの人かよく覚えていない。



そう思っていると

盆踊りの日、出店の準備をしていると

おじさんの方から声をかけてくれました。



私と姉が

「残してくれてありがとうございます!

すごく素敵になって嬉しいです!」

と感謝を伝えると



おじさんも「良くなったなぁ」と

笑顔で応えてくれました。

ほんとに良かったラブラブ



地元には住んでいないけど

私にとって大事なふるさとであり

心の原風景。



楠木がまた大きくなって困ったら

地元の人と一緒に考えよう。

今は1本の木の命がつながったことを

ただただ喜びたい。





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