ナルコユリ
多年草 【ユリ科アマドコロ属】 長さ: ~1m 花期: 5~6月頃
【本州・四国・九州の直射日光のない産地に分布】
有効成分: ファルカタン、アスパラギン酸
食用: 若い芽や茎、根茎などを山菜として食す
園芸店で見かけることもあるというナルコユリだが、
どちらかといえば「斑入りアマドコロ」であることの方が多いという。
それほど見分けにくいアマドコロとナルコユリは、
茎を指先でつまんで転がせてみると判別できる。
アマドコロの茎が角張っているのに対し、ナルコユリの茎は丸いためだ。
ただ、指先の微妙な感覚の上、それぞれを同時に比べて触る機会もほとんどないので、
実際には判別しづらいのも事実ではある。
ナルコユリの名は、田畑に現れる害鳥避けに、
竹筒や拍子木状の板をたくさん糸に吊した「鳴子」を連想させる筒状の花が、
いくつも葉腋からぶら下がることに由来している。
その様子を見ていて、何とも嬉しくなるような特徴的な野草である。
生薬名の黄精は、本来は中国産のカギクルマバナルコユリの根茎のことを指すが、
日本では古くからナルコユリの根茎を黄精として珍重してきたという。
そしてそんな黄精は、リウマチや痛風などで体が衰弱している場合や、
病後の回復時などに主に強壮目的で用いられてきた。
黄精に伝わるエピソードとしては、
常時愛用していたという江戸時代の俳人・小林一茶が、
老境に入ってから5人の子をもうけたという話がよく伝わる。
他にも、岩手県には江戸時代に作られた黄精飴という銘菓があるが、
こちらはナルコユリと同様の効果があるとして、
アマドコロのエキスを用いた求肥飴である。
但し江戸時代の文学や川柳などにも、
この黄精飴を売る黄精売りのことが記されているため、
当時から黄精には強壮効果があることが、
割と一般的に知られていたようでもある。
この生薬としての働きから、栄養ドリンクなどへの配合も多く、
実はナルコユリは馴染み深い野草でもあった。
だが、一旦植えれば地下茎で増えて広がるというその生命力は、
野草としての力強さを秘めていることにも改めて気づかされる。
酵素についてマンガでわかりやすく解説!
健康食品・酵素のトライアングル・ネットショップはこちら 《外部リンク》































