今や食物繊維の有用性は、誰もが知るところとなりましたが、
かつて栄養学上は、消化されず役に立たないものとされてきました。
確かに食物繊維は、
「ヒトの消化酵素で消化されない食品中の難消化性の総体」という定義がされ、
栄養素としては数えられていません。
但し、簡単にいえば、
炭水化物のうち、人が消化できるものが糖質、消化されないものが食物繊維
とも定められています。
つまり、栄養学上では「炭水化物=糖質」であり、
長い間食物繊維は「食べ物のカス」の座に甘んじてきたともいえるのです。
ところが、20世紀中頃から盛んに研究され、食物繊維の重要な働きが解明され始めると、
近年は"第6の栄養素"ともされて、成年男性で1日19g以上、
成年女性で1日17g以上摂ることが望ましいとされるようになりました。
食物繊維の働きと種類
食物繊維の主な働きを見ると、「肥満防止」「コレステロール上昇抑制」
「血糖値上昇抑制」「排便促進」「ダイオキシン類の排出」と、
私たちの体でとても大事な役割を担っていることがわかります。
さて、食物繊維は、"水溶性食物繊維"と"不溶性食物繊維"の2種類に大別されます。
水溶性食物繊維は、水に溶けるため、粘りが生じて膨らみ、
小腸での栄養吸収を遅らせることで、血糖の急激な上昇を防ぐとされます。
リンゴのペクチンやコンニャクのグルコマンナン、
海藻のアルギン酸やフコイダンなどがよく知られています。
不溶性食物繊維は、水に溶けにくく、逆に水分を吸収するため
便のカサを増やし、腸を刺激して便通を促すとされます。
ゴボウのセルロース、ゴマのリグニン、甲殻類のキチンなどが知られています。
どちらの食物繊維も、私たちの体で、
主に腸の働きを助けてくれていることがよくわかりますね。
食物繊維は腸の掃除役
実は、食物繊維の一部は、
腸内細菌によって乳酸や酢酸に分解されることがわかっています。
これにより腸内環境が酸性に保たれて蠕動運動も促すことになります。
さらに、水分を吸収して膨らむことで便自体も軟らかくなるため、
腸内での便の移動をスムーズにし、一緒に有害物質を排出しやすくなります。
例えば、消化しきれなかった肉類は、腸の中で腐敗しやすくなるといわれます。
そのとき食物繊維を含むものを食べておくと、
こうした有害なものを排出してくれることになるのです。
また、栄養吸収を遅らせるだけでなく、余分な栄養の吸収を抑える働きもあり、
こうしたことから腸の掃除役として、なくてはならない役目を果たしているともいえます。
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