縁起物として結納や正月の鏡餅、お節料理などに大活躍するコンブ。
一方で上方食文化を代表する大切な食材でもある天然物のコンブのほとんどは、
今も昔も北海道で生産されているのです。
江戸時代の北前船が貢献していた!
国内でのコンブの歴史は古く、奈良時代の「続日本紀」や平安時代の「延喜式」にも、
既に東北方面からの献上物としての記述があるほどです。
そんなコンブが盛んに取り引きされるようになったのは、
当初近江商人が主導権を握っていたという、
江戸時代の北前船の発達のお陰だったといわれます。
日本海沿岸から下関を経由して瀬戸内海、大阪へと
コンブやホタテなどが流通していました。
このため、これらの地域や、さらに中国との交易の中継地でもあった沖縄では、
現在もコンブの消費量が多くなっています。
逆に北前船の進出が遅れた関東では、
今もコンブの消費量は少ないといわれます。
海のミネラルを存分に含むコンブ!
私たちの体の血液やリンパ液は、海水の成分に似ているともいわれます。
海中で生育するコンブは、
正に海中のミネラルをたっぷり吸収した栄養の固まりともいえます。
食物繊維や鉄分、カルシウムが特に多く、コンブのミネラル類は
体内への消化吸収率が高いことでも知られています。
健康食品としても注目を集めているのがよくわかりますね。
さらに近年、宝酒造が中心となった研究で、
コンブに含まれるフコイダンがさらにその後押しをしたといえます。
ガン細胞を消滅させるというU-フコイダンや、
老化防止に役立つ肝細胞増殖因子生産に働くというF-フコイダンなどが確認され、
今後の発表も期待されています。
表面の白い粉は洗い流さないで!
コンブの表面の白い粉は、
実はこれこそが旨味成分のグルタミン酸やマンニトール(マンニット)と呼ばれるものです。
水で洗い落とさないように、気になる時は固く絞った布巾などで、
軽く拭く程度にしましょう!
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