あん 映画感想文 | トライアングル森

あん 映画感想文



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河瀬直美監督作品「あん」
を観ました。


永瀬正敏
樹木希林主演


主演の2人の演技が凄すぎて
もう演技をしているかしていないのか
わからないくらいもう役そのものの
人がそこに居てました。


借金を肩代わりしてもらった為に
好きでもないどら焼きを焼いてる
どら焼き屋の店長と
そこに働きに来たハンセン病の元患者
の交流

時給200円でもいいから働かして
欲しいという樹木希林さん演じる
徳江さんの思いてすごいなあと思う。

また非難されたことに守ってやれない
己の無力感を情けなさに打ちひしがれる
永瀬さん演じる店長の姿も辛いものが
あります。息が詰まるような。

そこに現れた内田伽羅さん演じる女子
中学生。

みんな思いやりを持てれば幸せな
境遇になくても幸せを感じることが
出来るのだなぁと思う。

それがラストの手紙
人は音を聞いたり見る為に生まれてくる
なりたいものになれなくても
それだけ意味があるという言葉に
胸がいっぱいになりました。

素晴らしい作品。


この映画を見てから和菓子屋さんで

バイトしたいなあと思ってます。