その男、凶暴につき 映画感想文

北野武初監督作品

今見直して見るとこんなに

シンプルやったっけと思う内容

でしたけど面白かった。

お笑いのネタを作る感じで

作ったのかなと思います。

知らんけど。

目を背けたくなる暴力的な描写

ムダを極限まで排したセリフ

淡々と描かれる残酷なストーリー

印象に残るシーンの数々と

エリックサティのテーマ曲が

ものすごくマッチしてます。

まあ気持ちのいいくらいの

ハードボイルド映画ですけど

良い映画です。

すごい好きです。

よく小説には

処女作にその作家の全てがある

と言われますけど

映画もそうだと思います。

この時はキタノブルー

ではないですけど。

あとよく見ると出演者の人が

今や名バイプレイヤーと

呼ばれる方達

寺島進さんや

遠藤憲一さんが

めっちゃ若い。

ほんでカッコ良い。

でもまぁ

売れたなぁ。

めっちゃ売れたなぁ。

ええなあ。

あとそんでやっぱすごいのが

この頃の武さんの気合いの入った顔が

めちゃくちゃカッコいい。

まだ年齢が39だそうです。

今の僕の一個上。

どんだけ修羅場を潜ったら

こんな色気のある顔になるんでしょう

この時にもうすでに軍団を率いて何十人と弟子を取っているんですって。

フライデー襲撃して

謹慎あけて3年くらいした後ですって。

大物やなぁ。

気持ちのいいくらいの

圧倒的な

カリスマ的な

大物。

大大物(おおおおもの)

です。

もちろん比べて

凹みもしません。

むしろ比べることに

なんの意味もないですから。

武さんは桐島だと思います。

桐島、部活やめるってよの。

追いかけても

追いかけても

そこには居ないと思います。

知らんけど。

また過去の作品観てみようっと。