桐島部活辞めるってよ 映画感想文

久しぶりに観ました。

やっぱり面白い。

山本美月さんの高校生やのに高嶺の花感がある女子高生が良かった。

松岡茉優さん演じる嫌な女子が男子を小馬鹿にする感じ怖かった。

橋本愛さんがチャラくて女子から人気ある男子と付き合ってるの辛かった。

清水くるみさんが追いかけなくっていいって言いながらも男の子の後を追いかける姿が切なかった。

大後寿々花さんが東出くんとの叶わぬ恋に自分からケリをつける姿哀しかった。

それぞれがそれぞれの立場で

それぞれの考え方、感じ方で

行動して影響を与えあって

またそれとは

全然関係のない人達も

そこにいてまるで

社会の縮図のようだった。

またあの校内の配置が絶妙で、

もちろん通った事ないし

通ってた学校とは

位置関係も全然違うのに

知らず知らずのうちに

自分がその学校の卒業生

だったような既視感を覚える。

中盤から

学生の頃の自分の姿を

そこに探していた。

あの時の僕は

どこにいたんだろう。

と。

多分僕は

ドラフトが終わるまで

引退しないと言っていた

野球部の先輩と毎日一緒に

野球してたと思います。

この映画には

一切背景としてしか

出て来ない。

この映画はそういう外側の存在も

感じさせるのが凄いと思う。

そしてそれを否定しない。

みんな桐島という

圧倒的な存在に

憧れ、恋をして、

振り回され、

影響をモロに受けながら

自分の立場でそれぞれ

何かをあきらめたり、

頑張ったりしながら

生きている。

映画のラストで

映画部の部員が

監督の神木くんに

セリフを何度も何度も

確認する。

「自分たちはこの世界で

   生きていかなければならないのだ」

自分に何が与えられて

いるかではなく

与えられているもの

をどう使うかなんだと。

そう言っている気がした。

そんでまた

映画の最終盤の

そのおいしいセリフを

ゾンビが言うっていうね笑。

また観たいし

原作も読みたいです。

森またバイト先クビだってよ。