華麗なるギャッツビー
華麗なるギャッツビーを観ました。
周囲の人からも前評判が高く楽しみに観ましたが予想を裏切る展開で面白かったです。
謎多き人物のギャッツビーをディカプリオが演じるのですがこの人、歳を取るごとにどんどんかっこ良くなっていってます。今からがもっと楽しみ。50代になったディカプリオは相当かっこいいんでしょうね。まさにギャッツビーが描いた理想の人生の様に上昇していくんでしょうね。
後半からは、隣人のトビーマグワイアーにギャッツビーが何故近づいたのかが明らかになるに連れて話は思わぬ方向へと変わっていく、この辺りどうなるんやろうと一気に観てるこちらの集中をひきつけます。理想的な展開。
ネタもこういうネタが出来たら1番嬉しいですね、どんなんなっていくんやろか?と半歩先を進んでいって最後まで一気に見せられるのは文字通り魅せられますもんね。
最近は分かり易いネタが評価される傾向にありますが、それももちろん凄いことではあるけども、一回一回に何をしてくるか分からない、という楽しみ方もあるんではないでしょうか?批判ではないですよ、これは。
ともあれ貧乏、それも極貧の少年時代を過ごして来たギャッツビーが、いかにのし上がったのかは不透明なところではありますが、その境地に到達したのは羨ましいの一言です。そもそもがそこに到達しなければ話が始まらない訳で。悪に染まってでも何とか理想の実現の為に自分がのし上がる、これを実現する男はやはりかっこいいなー。と思いました。
確かこれ、レイモンドカーヴァー著の村上春樹訳で出てたはずなのでそっちも読んでみたいです。
しかし映画や本を立て続けに観れるぐらい、時間があるな、
これは昔は嫌だったですが、最近に至っては高等遊民の生活やな。と思ってます。適当にバイトして後は好きなことだけをして過ごす。ある意味で勝ち組の人生ですよね、これ。
本当の勝ち組と違うのは、将来の備えが全くないということですが。
老後末恐ろしい。もう目つむっちゃう。
闇が深い、深くて黒い闇が
オススメ度「木 木 木 木 木 木 木」
木7本。