お盆に帰ってきた霊魂や精霊を、
現世からふたたびあの世へ送る、
「 送り火 」
仏教が浸透した室町時代以降、
年中行事として
定着したといわれています。
「 15日だったか?
16日じゃなかったか? 」
と、
毎年、父が聞いてくるのですが、
うちの実家の方では、
15日の夕方に、玄関先と墓前で、
松明(たいまつ)を燃やします。
苧殻(おがら)を使われる家庭も
多いようですね。
苧殻(おがら)は、
麻の茎の皮をはいだ後の、
芯の部分を乾燥させたもので、
仏教では、苧殻の煙は、
天界の霊をこの世に降ろす
とも言われています。
皆さんの地域では、
どうされていますか? 😊
送り火は、個人宅や、
地域行事として行われるもの、
大規模なものでは、
海の送り火 や、
山の送り火 があります。
海の送り火で有名なのは、
「灯籠流し」や「精霊流し」
山の送り火で有名なのは、
15日の「奈良の高円山大文字送り火」
16日の「京都の五山送り火」
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「京都五山送り火」は、
東山に大の字
松ヶ崎に妙と法
西賀茂に船形
大北山に左大文字
嵯峨に鳥居型
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が、それぞれ浮かび上がります。
名前と病名を書いた護摩木を
火床の割木の上に載せて焚くと、
その病が癒るという信仰があり、
お寺で受け付けた護摩木を
資材として山頂に運び、
大きな火で焚きあげてもらえることも
人々の心を寄せるものとなっています。
浄化の働きをするエネルギーは
いつくかありますが、
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火は、灼熱のエネルギーで
邪気を焼き払い、
魂を浄化することから、
こうした行事の折に
ダイナミックに使われます。
また、火は、
灯りとしての役目も果たすことから、
帰ってゆく魂が、
迷わず帰り道を辿れるように、
明るく照らすという意味もあるのです。
台風が来ていますね。
皆さん、どうかご無事で、
目に見えない魂との交流が、
穏やかな時間の中で行われますように。
こちらも参考になさってください。
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