先週の満開宣言で短い栄華を極めるはずの桜でしたが、一昨日の暴風雨のせいで、想像以上に短くてあっという間に散っていきました
昨日、自分も駅から会社に向かう道すがら、桜吹雪の中を歩いて、「LINEの画面のようだな」と思っていました（笑）
その儚さ、名残惜しさが毎年桜を待ちわびる我々の気持ちにつながるのでしょうけど、そんな中行われた先週の競馬は落馬による負傷、乗り替わりが多発しました。
中でも6日に落馬した藤岡康太騎手は心配なニュースが入ってきました。昨日、兄の藤岡祐介騎手が「まだ意識が戻っていない」ことを報告されていて、自分もどうなったのか？と思っていたところだったので、驚くとともにショックでした
先日も高知の若手騎手が落馬で亡くなりましたし、改めて騎手という仕事の危険さを思い知ったところで。藤井勘一郎騎手も懸命のリハビリ空しく引退しましたし、康太騎手にはなんとか意識が回復してほしいと思っています。
できれば騎手復帰してほしいですけど、まずは意識が戻ってくることを願っています。最近、人間はもちろんですが、生きとし生けるものの「死」というものに敏感になっており、昨年父が亡くなってからその傾向が強まってます。昨年後半のミュージシャンの立て続けの訃報もきつかった。
だから、高齢のウチの母や我が家の猫、チロなどはいつその時が来てもいいように覚悟はできていますが、若い人だけはダメ。
だから、なんとか藤岡康太騎手、戻ってきてください。願っています。
…と朝のうちに書いていたのですが、その願い叶わず康太騎手は帰らぬ人に…。わずか数時間後のことで、知った時は「えっ…」と絶句してしまいました。
昨日、兄の佑介騎手が意識不明だと発表した時から「ヤバいかも…」と思ってはいたのですが、なんとか戻ってきてほしい、と願わずにはいられなかった。だから、ショックが大きかったです。今日はそれ以降、ずっと康太騎手のことが頭から離れませんでした。
去年からグンと騎乗が良くなったなぁと思ってたのですが、なるほどお子さんが生まれたからだったんですね。ナミュールの代打HRも印象的でした。今年も先々週に通算800勝を達成したばかりで、キャリアハイの昨年を上回るペースで勝ち鞍を重ねていたので、いよいよ脂が乗ってきたと思っていただけに、ツラいです…。
今週の競馬はどんよりと重い空気の中行われそう。全ての人馬が無事に2日間終えられることを願わずにはいられません。康太騎手には空から見守っていてほしいですね。謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌。
もうこの笑顔は見られない…