先週から今週にかけて雨ばかりですが、今週末は台風直撃でどの競馬場も道悪競馬。その中でも東京と京都は終日の不良馬場での競馬となり、馬たち、そして騎手たちが気の毒なほどでした。余談ですが、先日、阪神の金本監督が雨の中、CSの横浜戦後に「選手たちがかわいそう」と発言したそうですが、馬だってドロドロになりながら走ってるし、今日はなでしこジャパンだって試合をしてましたそんな中、相手だって同じ条件で試合をしてるのに「選手がかわいそう」なんて、いかに野球は常日頃ぬるい環境で試合してるのか?と思われかねない発言だと思い、すごい違和感を感じましたねそりゃ、たまたま土のグラウンドの甲子園だったから、ドロドロになることもあるでしょうけど、ずっと走り続けるスポーツでもないでしょうに

閑話休題。今年は自分が見てきた菊花賞の中で、史上最悪の道悪競馬でしたね。勝ち時計3分18秒9でレースの上り40秒フラット。上がり最速が勝ったキセキの39秒6で、たった1頭の30秒台ですから、いかにタフな馬場だったかを表してますね
ここで先日の凱旋門賞を思い出したのですが、このくらいの馬場を走れる馬でないと、凱旋門賞で対等に戦うのは厳しいのかなと思いましたこの勝利は記念すべきルーラーシップ産駒の初G1勝利となったわけですが、ルーラーの力を信じて、初年度から2頭に出資した僕としては嬉しかったですやはり上がりの掛かる馬場で本領発揮という感じでした
そして、もう一つ血統的なことでいえば、母父ディープインパクトもG1初勝利でした
前にブログで書きましたが、ノーザンファームもディープを父に持つ繁殖に何を付けたらいいか?ということは大命題のようで、試行錯誤しながらやっている、というようなことをシルク検討会で話をされてました。これで来年はルーラーに付ける母馬が増えそうですもう母父サンデーも減ってきてますからねこれからは父非サンデー系には母父ディープがどんどんトレンドになってくるかもしれませんね


高速馬場はカナロア、道悪はルーラー&ハービンの棲み分けが進むかな?