今年の募集馬の中に母父ディープインパクトという馬を何頭か見かけました[emoji:e-248]僕はシルクでマハーバーラタ16(父ハービンジャー)に注目していて、残念ながら1.5次であっという間に埋まってしまい、悔しい思いをしたのですが、キャロットにも母マハーバーラタの全妹マハービスタの仔、マハービスタ16(父ロードカナロア)が募集されており、注目していました[emoji:e-317]こちらはカナロア産駒ですので、当然人気で一次満口となっております[emoji:e-287]
そんなわけで、今後のカギを握ることになるであろう母父ディープインパクト産駒を調べてみました[emoji:e-440]そして比較のため、母父サンデーサイレンスもピックアップしました。2016年ノーザンファーム産の産駒はディープもサンデーもともに30頭。下の表をご覧ください。

170910母父SSvsDI

16頭の種牡馬に付けてますね[emoji:e-271]これが多いのか少ないのかわかりませんが、実はシルクの募集馬検討会で早来Fの清水さんが「母父ディープに関しては試行錯誤しながらやっているところ」とおっしゃっていたのが印象的で、その言葉が頭に残っていたところにマハー姉妹(以下、こう呼びます、笑)が続けてシルクとキャロで募集されて、その父がハービンとカナロアだったので、「この仔らの結果如何で母父ディープの傾向に影響を与えそうだな」と思ったわけです[emoji:e-442]
母父サンデーが全盛の時は、キンカメぐらいしかいなかったと思いますが、今はさすがKingmamboというぐらい、Kingmambo系が多くなってますね(1/3がキンマン系)[emoji:e-451]キンカメ系もカナロアとルーラーが出てきたので、だいぶかなり取って代わられているかと思いますが、それでも優秀な繁殖には今でもキンカメを付けている傾向にあります[emoji:e-287]体調不良によって種付制限をしてるだけに、ここぞという牝馬に取ってある感じを受けます。NFの序列がわかりますね[emoji:e-440]ジェンティルドンナディアデラノビアハープスターハッピーパス、ラストグルーヴ、ヴィルシーナなどなど…(太字はクラブ募集馬)。
その次はやはりカナロアでしょうね[emoji:e-348]スタートダッシュも決まったので、今後も順調に増えてきそうです[emoji:e-271]
ルーラーは全体頭数は多いです。ただ、ディープ・サンデーではない牝馬に付けてるようですね。今後は産駒成績を見て決まってくると思うので、キープできるかどうかは大物出現が必須になってくるでしょう[emoji:e-287]
ハービンジャーも失格だとかいろいろ言われてる割にかなり多くて、今年の活躍を見ても、また種付頭数は増えるでしょうね[emoji:e-348]
面白いのはジャスタウェイスクリーンヒーロー。ともにサンデーサイレンス3×3を持つ産駒ということになります[emoji:e-350]これはサンデーサイレンスとの配合では厳しかった配合ですので、どんな仔になるのか興味深いです[emoji:e-348]
それ以外にもノヴェリストなど、多士済々といった感じ。今後、サンデー牝馬はドンドン減っていき、ディープ牝馬がドンドン増えてくると思いますので、ノーザンファームとしてもカギとなる配合をひとつでも多く持っておきたいところでしょうし、あと数年は母父ディープの相手探しが続きそうです[emoji:e-442]クラブでも募集されることが増えてくるでしょうし、個人的にはジャスタウェイは父ハーツクライよりスピードがありそうで、サンデーのクロスもあるので、おもしろそうな気がしますけど、増えてくるでしょうか?[emoji:e-348]
とりあえず、今はマハー系2頭の走りに注目したいと思います![emoji:e-442]