今日はシンボリクリスエスの訃報が飛び込んできてビックリしました
21歳。現在はすでに種牡馬を引退しており、千葉のシンボリ牧場で余生をすごしてたそうですが、数か月前から蹄葉炎を患っており、闘病生活を続けていたとのことでした。それが昨日、ついに自力で立てなくなり、やむなく安楽死に。
エピファネイアという後継者が出てきてくれたことで安心したのでしょう。これからは天国で見守っててほしいですね。合掌

さて、昨日ロード入会の記事をアップしたわけですが、それは1頭の馬に出資したいがためでした

フェリス19 父リオンディーズ 母フェリス(母父ジャングルポケット)
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母フェリスはハッピートレイルズ牝系で、祖母がマイルCS勝ち馬シンコウラブリイという良血。近親にはセントライト記念勝ち馬キングストレイルや京都牝馬S勝ち馬ハッピーパスに関東オークス勝ち馬シンメイフジなどもおり、活気ある牝系です。そしてフェリス自身もチャレンジC勝ちのロードマイウェイを産んでいます
一方、父はリオンディーズ。産駒は今年デビューしたばかりですが、これがなかなか頑張っていて、現在2歳リーディング10位。母シーザリオにキングカメハメハですから良血だから当然だろうと思われるかもしれませんが、この馬は優駿SS繋養ですから、NFのように繁殖相手に恵まれているわけではありません。

2020_2歳リーディング

ファーストリーディングサイアーとしては、モーリス、ドゥラメンテに次いで3位。EIで見れば、ロードカナロアを上回ってます!

200606-1206リオンディーズ成績

具体的に見れば、全12勝の内、芝9勝ダ3勝と芝優勢。そして全体戦績より牝馬のほうが勝率、連対率、複勝率すべてで上回っており、単複回収率も100を超えています

こうしていろいろデータを挙げてきましたが、それは調べてみて後から知った情報(笑)何より最初に惚れたのがこの配合。リオンディーズはいろんな可能性を持った馬ですが、フェリスとの配合は一番オーソドックスにSpecialの血を継続したものになっています

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Nureyev≒Sadler's Wells5・4×4の他、Mr.Prospector4×5、Nijinsky7・6×5、Buckpasser7・7×6、Hornbeam6×5、Sir Gaylord≒Foreseer6×5など細かく見ると、かなりクロスを重ねており、父母相似配合と言えるかもしれません
ただ、やはり肝となるのはHyperionでしょう。Buckpasserのクロスもあるのでパワーも兼備してそうですが、馬体を見るとトニービンの影響が感じられ、大飛びで広いコース向きに出るのではないかと思っていますそれは三代血統内に3頭のダービー馬がいるのを見ても、想像できるのではないでしょうかその3頭とも、自分の目でリアルタイムで見てきた馬たちだというのが感慨深いですねそんなわけで、この父と母の融合の本馬にはワクワク感しかありません

最後に近況です。

2020.11.16
フェリス'19は、三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン25~27秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン18~20秒ペース)。
・当地スタッフ 「9月中旬に初期馴致を済ませ、本格的な調教を始めた後も順調です。半兄ロードマイウェイを重賞ウィナーへ育ててくださった杉山厩舎が管理予定。トビの綺麗な走りが魅力的な馬で、自信を持って3冠トレーナーへお願いできる好素材だと思います」


特別早く進んでいるというわけではありませんが、順調に馴致を終え、調教に取り組んでいるので、今はこれで充分です。ここでも飛びが大きいと言われてますねこのままアクシデントなく、徐々にステップアップしていってもらえればと思っています

ご一緒の皆さま、よろしくお願いします!



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