遅まきながら、今年のシルク、唯一の出資馬となりました、ヴァフラーム20の出資理由を記しておきたいと思います[emoji:e-248]

【ヴァフラーム20】
父ドゥラメンテ
母ヴァフラーム
母父ハービンジャー
牡 栗東・清水久詞厩舎
募集価格 4000万円
体高148cm 管囲19.6cm 胸囲172.5cm 馬体重409kg


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1.【血統】
まず、募集馬として発表された時から、抽優候補の1頭としてピックアップしていました[emoji:e-257]それはドゥラメンテ×ハービンジャーが気になったから。ドゥラメンテとDanzigは相性が良いというのは事前にインプットしていましたし、Shapen Upも相性◎。全体を見渡すと、サンデー3×4、トニービン4×4、Nureyev5×5と自分好みのクロスが散りばめられており、緩く父母相似配合だったことも大きいです。
母父ハービンジャー自体はまだサンプルが少なく、2016年産駒が初登場。2016年は4頭でしたが、徐々に頭数を増やし、2019年産は65頭。有名どころはメイケイエール(父ミッキーアイル)がいます。これからどんどん増えてくると思いますが、賞金上位にはルーラーシップ、リオンディーズ、エイシンフラッシュとKingmambo系も名を連ねているのは心強いですね。
母系に目をやれば、今年エフフォーリアで再び脚光を浴びたKatiesの一族。ヒシアマゾンやアドマイヤムーン、スリープレスナイトと90年代以降、コンスタントに活躍馬を出してきたファミリーというのも一助となりました。やはりボトムラインは大事です。余談ながら、奇しくも今月のキャロ会報にケイティーズ系が紹介されており、何か因縁を感じました。

2.【馬体・動画】
こちらは字面段階では10位前後につけていたのが、カタログ公開後26位まで順位を落としたのはひとえに小柄だったことが原因でしょう。自分もここでパンデイアのムキムキボディに目を奪われて、一旦、抽優候補から外しました。それでも、ツルっとした馬体で無駄肉がないながらも、ムッチリボディで、歩かせるとキビキビとバネのある動き。ドゥラメンテだけに気性も気にしてたのですが、おうちツアーの動画でも特に気になる点はなし!おうちツアーで、最後に正面から左側にカメラがパンしていくシーンで、カメラが気になって、チャカチャカする馬も多い中、この馬は比較的落ち着いてたのも好感でした。

3.【顔】
僕はカタログを見る時に、顔写真もよく見ます。特に目に注目します。あの金子オーナーも目を見ると聞いてからは必ずチェックしています。今年はつぶらな瞳をした仔が少なくて、この馬はもちろん気に入ったのですが、他に顔がいいなーと思ったのは欲しかった中では、スペシャルグルーヴぐらいだったように思います。

4.【厩舎】
以前から注目していた清水久厩舎。このブログを長くご覧いただいている方はご存知かもしれませんが、2年前にパーフェクトマッチ18(ルーラーシップ)に抽選突破し、めちゃくちゃ喜びました。しかし、わずか1か月後、腰フラにより募集取り下げ。あの時のショックはなかったですね。そう、あの馬がシミキューさんとこだったのです。そのリベンジ(?)というのは違うかもしれませんが、その時の忘れ物を取りに来た感じです。
去年、キャロで抽選落ちしたラクスパラディーという馬がいます。こちらも父ドゥラメンテー清水久というコンビ。これも何かノーザンの意図があるのかな?と感じたところもあって、POGでこの馬の動向を気にしているのですが、昨日も出走していました。結果3着でまだ勝ち上がれていないのが玉にキズですが、2歳開幕週にデビューしてすでに3戦を消化。この果敢に出走して、「なんとか勝ち上がらせよう」という姿勢にも共感しました。自分の想像通りの厩舎です。
この馬はそこまで早期デビューということはないでしょうから、じっくり行ってもらいたいと思います。

5.【距離適性】
自分の出資馬の中では芝の中距離路線を走る馬がいないことに気づいたため、そういう馬を探していました。当初考えていたパンデイアやトレジャーステイト、スペシャルグルーヴはいずれも父が短距離馬で、ちょっと方向性が違うと感じたため、この馬はピッタリかなと。父はいわずもがな、母も全5勝は芝1800~2600ですから、間違いないでしょう。逆に晩成でスピード足りなくて、という事態にならないことを願うのみ[emoji:e-459]

6.【クラブとの相性】
これは募集締め切り後、お仲間さんから聞いたので、直接的な理由とは言えないかもしれませんが(笑)、「シルクのドゥラメンテ産駒は走る」というもの。確かに3歳のシルクドゥラメンテは1頭を除いて(ボーダー1100万円超のリバースレー)、3勝のアリーヴォを筆頭にすべて2勝以上というハイアベレージ。晩成ということを考えると、この時期にこれだけ勝てているのは上々だと思います。ご存じ、シルクのハービンジャーは走ると言われており、それに続く法則となるか?ぜひとも引き継いでいってもらいたいと思います[emoji:e-459]

7.【母の名】
今年のシルクは、カタログ到着から募集終了まで、東京オリンピック期間にすっぽりハマる形で行われました。このブログでも日本人アスリートに感動をもらったことをお伝えしてきましたが、この馬の母、ヴァフラームはなんと「聖火のひとつ」という意味。これは全くの偶然とはいえ、僕がオリンピックに夢中になったこととは無縁でなく、出資するべくして出資したことを感じざるを得ませんでした。馬名はこの路線で行きたいと思います(笑)。

というわけで、1頭のため、気合いを入れて長々と書いてきましたが、この馬はとにもかくにも「尺のおかげで人気が下がった」ことに尽きると思います。例えば体高153 馬体重450ぐらいあれば、おそらくベスト15ぐらいには入れたと思いますが、それゆえ人気の盲点になっていて助かりました。勝ち上がれば長く楽しめる馬だと思いますので、ご一緒の皆様、何卒よろしくお願いいたします[emoji:e-466][emoji:e-466][emoji:e-466]

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