昨日は昼はスプリンターズS、夜は凱旋門賞と1年に一度のワクワクする10月の第一日曜日でした[emoji:e-248]
今年も民放でも中継されたように、日本馬は4頭出しという過去最多の出走頭数で、かなり期待を集めましたが、残念ながらこれまで以上に厳しい結果に終わったと言っても過言ではないでしょう[emoji:e-259]
毎年、この時期のパリは雨が多いとのことで、今年も例に漏れず、重馬場だったようですが、それでも去年よりはましだったようで、これなら…と思ってたら、直前で日本馬に対する嫌がらせのような、大雨。その勢いは画面が煙るほど、カメラに大量の雨粒がつくほどに[emoji:e-350]そのせいにはしたくないですが、つい「この雨がなかったら…」と思っちゃいました[emoji:e-455]
そんな中でも、タイトルホルダー、ディープボンド、ステイフーリッシュは自分の競馬を程度の差はあれ、できていたように思います[emoji:e-271]問題はドウデュース。これが日本ダービー馬か、というほど、一度も名前が呼ばれなかったのではないか、と思えるほど、後方を追走するのが精一杯でした[emoji:e-260]ニエル賞を叩いた意味もなかったです[emoji:e-351]
日本ダービーをレコードで勝つような馬が凱旋門で好走できるか?と戦前から半信半疑でしたが、プレップの前走を見てさらにその思いは強くなりました。予想通りの結果、いえ、想像以上だったと言えるでしょう[emoji:e-258]
オーナーの「武豊で凱旋門を勝ちたい」という思いはわかりますが、日本ダービーに勝ったからといって、安直に連れて行っても厳しい。
勝ち馬は5歳牝馬のアルピニスタですが、逃げるタイトルに馬なりで並びかけてましたから、あの馬場が走りやすい馬もいるわけで、日本の綺麗に刈り揃えられた馬場しか走っていない馬ではポンと行って勝てないのは当然ですね[emoji:e-441]

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これはアルピニスタの血統表ですが、どこをどう切ってもノーザンダンサーが現れる金太郎飴状態で、欧州ではこれが主流配合ですよね。ND4・5×5・6・5ですから、サンデー系やキンカメ系が主流を占めてる日本馬とは全然違うわけです。
では、これに対抗できる日本馬というのはどんな馬なのか?

◎能力が飛び抜けている→三冠級の馬(ディープインパクト、オルフェーヴルなど)
◎ダートも走れるパワーを兼ね備えてる→芝ダートで強い勝ち方をしている(エルコンドルパサー)
◎ステイゴールド系→意外性、逆境に強い(ナカヤマフェスタ、オルフェーヴル)


この3タイプしかないように思います[emoji:e-442]エルコンの勝ち馬2頭の凱旋門から23年、そして楽勝から一転、悪夢のひとり相撲2着のオルフェからもすでに10年が経過しました[emoji:e-258]もう少しで届きそうだから、毎年何かしらの馬が参戦して、マスコミに煽られて、期待を膨らませて見てガッカリというのを繰り返してきました[emoji:e-351]
だから、ホントに「これは!」と思う馬が出てくるまで、無理に出走する必要はないのではないでしょうか?
凱旋門賞を日本馬が勝つのを見たいのはもちろんですが、2着4回の呪縛に縛られすぎではないかと思います[emoji:e-258]
もう少し適性のある馬を連れて行ってもらいたいところ。その点、ノースヒルズの馬はお金もありそうなので、調教滞在で臨む馬が現れたら面白いのではないかと思うのですが…[emoji:e-440]

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極悪不良馬場の中、エルコンドルパサーを差し切ったモンジューもJCでは敗れています[emoji:e-442]
これこそ適性の差でしょう。