おかげさまで、2019年産、つまり今年の3歳世代は7頭勝ち上がることができています[emoji:e-257]ひと世代で8頭出資したのは初めてですし、もちろん過去最多[emoji:e-351]ロードの馬を除いて、それほど人気していた馬でもなかったのですが、「これで1~2頭しか勝ち上がれなかったら、一口撤退も真剣に考えなきゃいかん」と進退をかけた世代だったわけです[emoji:e-260]
そして、2歳で勝ち上がれたのは1頭ラブリュスのみ。しかも、Cデムーロ騎手の神懸かり的騎乗による勝利だったので、その時点ではまったく手応えはなし[emoji:e-258]
どんよりとしたまま年を越したのですが、ところが年が明けた3月以降、徐々に勝ち上がってくれて、シルクの抽優で獲ったクラシックステップもそれまでのレースぶりから一転、鮮やかな勝利を飾った勢いのまま、リゴレットも勝ち上がってくれました[emoji:e-349]
そして、残すは1頭…。これがなかなか一筋縄ではいかない曲者です…[emoji:e-351]
はい、前置きが長くなりましたが、スーパー未勝利で勝ち上がりを目指す、グレアファンタスの近況です![emoji:e-248]

22/8/9  NF天栄
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。「正直に言えばまだ物足りなさはあるものの、時間に限りはあるのでその中で少しでも良化を促して送り出せるように取り組んでいます。まだ確定させるまでには至っていませんが、今週もしくは来週あたりに移動して新潟の後半戦での出走を目指していく予定になっています」(天栄担当者)

22/8/2  NF天栄
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。「捌きの硬さや体のふくらみ等に物足りなさを感じていますが、それと同時に、毛ヅヤにも物足りなさがあります。総じて、頑張って走った分の疲れがまだ回復しきれていないように思えますが、そうは言っても8月に入り、未勝利の期限が迫ってきている状況でもあるので、15-14くらいのハロンペースで体を動かし、少しでも状態を上げていけるように対応しているところです。馬体重は481キロです」(天栄担当者)

22/7/26  NF天栄
軽めの調整を行っています。「先週こちらに帰ってきて様子を見ていますが、全体的な疲れこそあるものの、脚元に大きなトラブルを抱えている様子はありませんでした。強いて言えば、右前脚の捌きに硬さを感じるため、獣医師、装蹄師と相談して修正を加えるようにしています。体のほうもなかなかグッと膨らんでくる感じがありませんが、去勢後そのような状態が続いているので現状では致し方ないですかね…。残された期間はわずかになりますが、前走で頑張りを見せてくれましたので、何とか繋げられたらと思っています」(天栄担当者)

22/7/20  NF天栄
20日にNF天栄へ放牧に出ました。「先週の競馬ではこれまでよりもいい内容で走ることができていましたので、その分反動が心配と思い、細かく見てきました。その状態ですが、両前脚の腱に疲労が感じられ、また、右の腕節に熱感がありました。明らかな異常というほどではなく、おそらく一過性と思われますが、時間が経って様子が変わることもありえますから油断は禁物です。ただ、そうは言っても未勝利期限は迫ってきているので、早めに切り替えて状態の見極めならびにリフレッシュを図れればと思い、今日天栄へ放牧に出させていただきました。現地でも改めて確認してもらって、上手く持ち直してくれればレースへ向かっていきたいと思っています」(高橋文師)

22/7/17  高橋文厩舎
17日の福島競馬では五分のスタートから先団の内につけて進む。ペースが上がり出した2周目の3角手前から追走に苦労するも、最後までジリジリと脚を使って7着。「これまでと条件をガラッと替えてみましたが、調教をよく手伝ってくれていて、この中間乗ってくれた菅原明良の話ではダートでもいいと思うと言っていたんです。条件云々とは別に、いかに流れに乗れるかがポイントになるだろうと思っていたところ、内枠スタートからまずまず上手にスタートを切って好位につけることができましたね。ただ、稽古と同じく、実戦でも右手前ばかりで走っていて、なかなかいいタイミングで手前を替えきれなかったようです。ジョッキーとは向こう正面から動かしていくイメージで乗ろうと事前に話をしていて、実際にその形で乗ってくれたのですが、手前の偏りもあってかグッと差を詰め切るまでには至りませんでした。それでも、最後まで脚を使えたのはこれまでにないところで、今後につながりそうと思える内容だったと思います。今回は時計のかかる、速い脚を求められない条件ということでここを使いましたが、明良が言うようにダートでもいいと思う馬なので、この後についてはあくまでも馬の状態を最優先にしてどうしていくか考えていければと思います」(高橋文師)過去2戦はダート戦を使ってきましたが、今回は思い切って条件を変更し、芝の2600mと長距離戦へ矛先を向けてみました。タフな条件なだけにどうなるか心配のほうが正直大きかったのですが、手ごたえが怪しくなり出してからも後退せず、最後まで頑張って走ってくれました。前との差はあるものの、これまでよりも明らかにいい競馬ができたと思いますし、この経験が活きてくれたらと思っています。これまでの本馬の傾向から考えても、おそらく疲れが見られることでしょうから、状態面を最優先に考えてこの後のことを検討していきたいと思います。


前走はダートから芝という条件変更、そして距離延長によるスピード不足のカバーと秘かに一発ないか?と期待していました[emoji:e-257]その期待通り、勝つことはできませんでしたが、これまでに比べて格段に進歩したレースを見せてくれたと思います[emoji:e-442]
それで続戦ができれば良いのですが、元々の体質のせいか、天栄に放牧に出たあとも、疲れが出て、かつなかなか良化がスローと、かなり難儀な仔です[emoji:e-447]3歳未勝利終了まであとひと月。のんびり構えてる暇はありませんので、近々帰厩することになりそうですが、菅原明騎手が進言してるせいか、どうも高橋師がダートを使おうとしてるようで[emoji:e-443]
スピード不足ではありますが、前走を見れば芝のほうが合ってそうで、ダートは1800しかないけど、芝なら9/4の最終日に2200のレースがありますから、そこに向かってほしいと切に願います[emoji:e-459]内回りで上がりも掛かるでしょうしね。
新潟はまだ高速馬場ですが、この中間にも雨が降るでしょうし、その頃には適度に馬場も荒れて時計が掛かるようになっていると思います(願望込み)[emoji:e-442]なので、最後の最後、それで木っ端微塵に散っても悔いはありません[emoji:e-455]芝の長距離で勝負してほしい、そう思っています[emoji:e-466]

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この状況下で、君は何を思う?[emoji:e-441]