今週末は天皇賞・春が行われます[emoji:e-257]近年は、カテゴリーの細分化や香港などローテの分散化で、強豪馬が集まりにくくレベルの低下が叫ばれる長距離G1ですが、自分が競馬を見始めた当初はすごく重みのある伝統のG1でした[emoji:e-442]
今年はそれが顕著になりそうで、いつもG1人気馬の象徴であるジョッキーがルメール、川田、武豊などが揃って伏兵馬に騎乗予定で、福永に至っては騎乗馬なし。
一方、主役となるのはディープボンド=和田竜二、タイトルホルダー=横山和生、テーオーロイヤル=菱田裕二、マカオンドール松山弘平、と松山を除いてかなり地味な面々と言えます[emoji:e-451]
かつては堅い象徴のレースでしたが、今年は鞍上を含めて荒れそうな予感がするので、予想のし甲斐がありそうです。逆に言えば、ここで和生や菱田が勝つことができれば、かなり成長できると思うので、頑張ってほしいと思います[emoji:e-271]
そんな天皇賞に合わせて、今週のGallopでは「思い出の天皇賞・春」を募集していました。結果は以下の通り。

1位マヤノトップガン(97年)
2位ディープインパクト(05年)

…(以下省略)

自慢じゃないですが、1位と2位両方現地観戦してました[emoji:e-442]自分もこの問いを受けて、パッと浮かんだのがトップガンとディープでした。どちらも記憶にも記録にも残るレースだったからだと思います[emoji:e-271]
トップガンは終わったと見せかけて、ローレルとマーベラスが直線競り合っているのを尻目に、いつもは先行するのを後ろから行かせた田原成貴の華麗な騎乗が光りましたね。レース後の涙も忘れられません。あれがMJさんが言うところのAureole魂ってやつなんでしょうね。先行するとか追い込むとか戦法が大事なのではなくて、いかにトップガンが気分良く走れるか?田原はそれのみに集中していたのだと思います。結果、後ろから行くことになった。確かに直線で伸びてくるまで、トップガンがどこにいたのかわかりませんでしたから[emoji:e-451]最近、東スポで「グランアレグリアはガッキーだ!」などと言っているのと同一人物とは思えません[emoji:e-455](笑)。
2位のディープはすでにこっちに住んでたのですが、帰省したついでに観に行った、上のトップガン以来の賞でした。ディープがスタートが良くないのはもう当たり前になっていて、この時も飛び上がるようにゲートを出たのですが、その時スタンドからは笑いが起こるほど、のんびりしたムードで緊迫感の欠片もありませんでした(笑)。それくらいもうディープに関しては皆「大丈夫」という雰囲気が漂っていましたね。菊でも春の盾でも京都の坂は「ゆっくり上ってゆっくり下る」がセオリーですが、この時のディープは3角手前からスパートして捲って、4角先頭でそのまま押し切るという、暴力的な勝ち方でねじ伏せたという感じでした。だからと言って、ゴール後ヘロヘロになっているわけではなく、涼しい顏でそれまでのレコード(これもトップガンが持っていた)を1秒も更新する、大レコードでしたから恐れ入りました[emoji:e-466]
というわけで、この2レースがワンツーを決めるのも納得のランキングでした[emoji:e-348]


さて、この1か月ですっかり競走馬になったウインターズテイルの近況です![emoji:e-248]

22/4/26 NFしがらき
周回コースと坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。「こちらに到着後は、馬体に異常がないことを確認してから周回コースと坂路で軽く乗り出しています。ゲート試験後ですし、まずは精神面のリフレッシュを重視してコンディションを整えつつ乗り込んでいきます。馬体重は444キロです」(NFしがらき担当者)

22/4/21 NFしがらき
21日にNFしがらきへ放牧に出ました。

22/4/20 吉岡厩舎
20日は軽めの調整を行いました。「この中間は先週末に坂路で15-14程度の時計を出しており、今朝はゲートの駐立確認を行いました。ちょっとトモに疲れが出てきている感じはしますが、環境に慣れてカイバ食いは良くなっています。今のところ明日NFしがらきに移動の予定なので、向こうで乗り込みながらデビューのプランを検討して行ければと思います」(吉岡師)21日にNFしがらきへ放牧に出る予定です。

22/4/14 吉岡厩舎
13日はゲート練習中心の調教を行いました。14日はゲート試験を受け、無事合格しました。「ゲート練習については、先週お伝えした後少し枠入りが不安定なところを見せていたのですが、継続して練習しながらそのあたりも改善してきました。発馬もまずまず対応できるようになってきたので今朝試験を受けたところ、無事合格することができました。この後については様子を見て週末に1本時計になる調教を取り入れてから、週明けに放牧に出そうと考えています」(吉岡師)

22/4/6 吉岡厩舎
6日はゲート練習中心の調教を行いました。「NFしがらきに移動後も体調は安定していたとのことで、先週金曜日に入厩させました。環境の変化にも戸惑うことはなく順調に乗り出せています。牧場からはちょっと気性のキツいところがあると聞いていたのですが、今のところは特別気になるところはありません。週明けからゲート練習にも取り組んでいますが、こちらも今のところは問題ないですね。カイバもよく食べているので順調に進めて行けそうです」(吉岡師)

22/4/2 吉岡厩舎
1日に栗東トレセン・吉岡辰弥厩舎に入厩しました。


2日に入厩して、14日にゲート試験合格。その後、感触を確かめる時計を出して21日にしがらきに放牧に出ました[emoji:e-257]ここまでは至って順調ですね。これから1~2か月は鍛えていくことになるでしょうから、まずは疲れを取ってからしっかりとトレーニングを積んでいってもらいたいと思います[emoji:e-459]
この調子でトントン拍子で行けば、夏競馬でデビューするのは確実でしょう。距離適性はどのへんにあるのかわかりませんし、とりあえずは芝のレースが多い時期でもありますし、1400~1600ぐらいで下ろすイメージでしょうか[emoji:e-348]その時が来るのを楽しみに待っていたいと思います[emoji:e-348]

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吉岡ステーブル。オシャレな造りですね[emoji:e-348]