外国免許からの切り替え | うたかた釣り日記

外国免許からの切り替え

タイの免許から日本の免許へ切り替えましたよ。


あんまりお役立ち情報のない当ブログですが、今回は世の中のごく一部の人には参考になるかもしれません。


乗り物とか機械とかに全然興味のないワタクシ。
首都圏に住んでいると車はなくても困らないので、運転免許を取ることなく学生時代を終えました。

タイに移住後、必要に迫られタイの免許を取得。
パトゥムタニの陸運局で、ごく簡単な試験と100バーツで取れました(2003年のことなので、今は違うと思います)。

さて、昨年本帰国し、移住先は関西のど田舎。
日本で運転の必要が出てきました。

そこで、帰国前に国際免許を作りました。


アユタヤの陸運局で、簡単に作れました。

さて、ここからが問題。
国際免許の期限は1年。
この間に日本の免許を取らないといけません。

ところが忙しいやら面倒くさいやらで放置して、腰を上げたのが11月後半。

同じ市に住むタイ人の方は試験に9回落ちたと聞いて、青ざめます。
とりあえず行動に移します。

まず、タイの免許を日本語に訳します。
国際免許ではなく、タイの免許です。
誰が訳してもいいわけではなく、JAFで訳してもらいます。
免許のコピーと料金を書留で送って作ります。

そして住民票など必要書類を揃えて、運転免許試験場へ行きます。

ここで書類審査と簡単な面接。
タイでの運転歴
どうやってタイで免許を取ったか?
教習所に行ったか?
タイの教習内容や試験内容、免許更新手続きなど聞かれました。

そして筆記試験。
○×で10問。
進入禁止の標識
シートベルト着用義務
赤信号時の右折
歩行者横断時に停車するか
信号黄色は進んでよいか
黄色いラインを跨いで追い越しOKか
停車禁止の路面表示
あと一つは忘れましたか、一時停止関連だったかな?
ワタクシのときはこの10問でした。

そして視力と色覚の検査をして、その場で筆記は合格となります。
そして二次の実技試験日を予約して帰宅。


実技試験は、また視力色覚の検査から。
その後コースを自由に見学できるので、ここでコースを頭に叩き込みます。

この実技試験が難関です。


ここからは、試験を受ける前の話に戻ります。

ワタクシ明石の試験場で受けましたが、先のタイ人の方はここでことごとく落とされています。
明石は厳しすぎるので但馬に変えたら受かった、と聞き但馬に電話。
しかし、今は兵庫県では明石しか切り替えできないとの回答。

「詰んだ」

絶望感に沈みつつ、明石で手続きする準備開始。
翻訳手配と並行して、自動車教習所で1時間レッスンを受けてみました。
これで、どういうことが見られるのか大まかに把握。

次にネットで色々情報収集。
こちらがとても役立ちました。
要は教習所を介さず直接免許を取る試験の、簡略版ということです。


さて、実技試験。

めちゃくちゃ緊張します。
そして、まさかの一時停止ライン踏み越え。
普段なら絶対犯さないミスを…
この日は2回目の試験の予約をして帰宅。
周りを見ても、ほとんど受かっていなかったように思います。

そして2回目。
4人1組で順番に、次に運転する人が後部座席に乗って始まります。
一番は中国の方。
しっかり予習してきているのが分かります。
そして合格!
思わず拍手してしまいました。

次にワタクシ。
緊張感半端ないですが、普段通りやれば受かると言い聞かせてスタート。
自分ではダメだったかな…と思いつつ走り切りましたが、まさかの合格でした。
これはテンション上がります。
待機していたレバノンの方とハイタッチ!
結局この日は中国の方とレバノンの方二人、そしてベトナムの方とワタクシが受かりました。
皆さん苦労してきているので、我々5人の一体感は凄かった、まさに戦友w
他の人は5〜10回目の受験とのことで、試験場職員の人ともすっかり仲良くなっていて面白かったです。

そして写真撮影してその場で免許発行、帰宅となりました。

もうここには二度と来ないぜw


なお、不思議だったのは、5人のうち初心者マークが必要な人とそうでない人がいたこと。
どこで区別しているのか分かりません。


と言う訳で、思い立ってから約二ヶ月。
やっと日本の免許を手にすることができました。

ワタクシのように海外で始めて免許を作る人は少ないでしょうが、これからの時代は増えてくるかもしれないですね。
費用的にはかなり安く済みますが、それなりに準備が必要です。

重要なことは、

①できるだけ早くから準備を始める。
ワタクシのように帰国して8ヶ月も経ってからだと、かなり焦ります。
何回も落ちる人は沢山いるので、時間的猶予を持ちましょう。

②実技試験は普通の一発試験と同じつもりで。
実際にはやや簡略版ですが、そう思って練習しておけばいいと思います。
特に直接目視の習慣をつけ、左右折は徹底的に練習しましょう。
国際免許がなくて日本で運転できない人は、外地にいる間に練習しましょう。

なお、ここに書いたとこは明石のケースです。
試験や手続きは場所によって違うらしく、また変わるかもしれないので、あくまで参考までにということでお願いします。