飼い主ご家族からの依頼で
柴犬の里親様を急遽募集することになりました!!
マルちゃん 女の子 3~4歳 柴犬
〇募集経緯
現在、マルちゃんは大分県臼杵市の山奥の一軒家に住んでおり、
飼い主さんは90歳の一人暮らしの男性で、認知症を患っています。
ご家族や介護サービスの支援を受けながら、これまで何とか一人暮らしをされていましたが、
ご自宅内で転倒されてから予後が良くなく、いよいよ自宅での生活が厳しくなってきています。
介護するご家族も毎日のように頻繁にサポートすることは難しく、マルちゃんのお世話自体が厳しい状態の中でご家族が何とか最低限のお世話をされている状態です。
親族で引き続き飼育可能なご家族も現状は居ないとのことで、アニサポクラブが代理で里親募集することとなりました。
◯性格・特徴
柴犬としては少し小柄な体格(7〜8Kg)で、穏やかな性格の女の子です。
ただし子犬の頃の環境のせいで繊細で怖がりな面があり、人見知りします。慣れたら甘えてきます
慣れたら嬉しそうに飛び跳ねて寄ってくる姿が愛らしいです
・これまで病気や疾患などの既往はありません
・毎年の狂犬病予防と混合ワクチンの接種OK
・フィラリア予防も毎年行われています
・避妊手術はまだされていません(これまで出産はないそうです)
※譲渡の際、飼い主家族が避妊手術及び初期医療費を負担することで話はついています
至急での募集となりますが、まだ若い犬なので里親のお申し出に対してはいくつか条件を設けて、慎重に対応させて頂きたいと思います。
◯条件
・ご家族又はご夫婦でお住まいであること
・一軒家もしくはペット飼育可能なお宅に住まれている
・譲渡後、程なく避妊手術を受けさせてください(飼い主家族が費用負担)
・混合ワクチン、狂犬病、フィラリア予防を毎年必ず行える方
・外飼い室内飼いは問いませんが、短い鎖で繋いだままや、狭いゲージに閉じ込める飼い方はお止めください
・対面時、身分証明書の提示をお願いします(こちらも提示します) また、ご自宅訪問時に飼育環境の確認と可能な限りご家族皆様と対面をさせて頂きます
・画像と動画付きで近況報告をお願いしております
・65歳以上のみの世帯、未婚カップルの方、単身の方はご遠慮願います
色々と条件を付けておりますが、気になる方はまずは大分県臼杵市のマルちゃんのお宅まで会いに来て頂きたいです。
そこで色々とお話をして、トライアルを希望された場合は、こちらからご自宅へ訪問致しますので、その点もご了承ください。
◯お問合せ
anisapoclub.05.19@gmail.com
アニサポクラブ 藤田まで
マルちゃんは、以前は飼い主さんと毎日散歩にも行き、交代で見守りにくるご家族にも可愛がってもらい、穏やかに過ごしていました。
しかし、最近は飼い主のおじいさんが宅内にこもって姿を見せなくなったためか、
マルちゃんも元気があまりなく、不安げな様子を見せるときがあります。
また、つい最近まで一緒に過ごしていたシニア犬のジロウくんを、アニサポが緊急で保護したことで独りぼっちになってしまったことも影響しているようです。
まだ若いマルちゃんを、なぜ認知症を患う一人暮らしの高齢者が飼っていたのか、、
という疑問やご批判もあるかと思います。
一言で言いますと、ジロウくんの元飼い主の家で産まれてしまった子犬を
半ば強引に押し付けられたためです。
ジロウくんについてもそうですが、マルちゃんの飼い主さんが高齢で認知症だと分かっているはずなのに、本当に身勝手で無責任な人物だと思います。
ジロウくんと元飼い主のことはコチラ
飼い主さんも、当時はまだ認知症状も極軽度で身体も比較的お元気だったため、引き受けたのだと思います。
自分が飼えなくなっても娘や息子たちが何とかしてくれるだろう
そういう気持ちもあったでしょう。
(高齢者が犬猫を飼うとき、きちんと話し合わずに最後は家族が何とかしてくれるという
気持ちで安易に飼い始めるケースがかなり多いと感じます)
ご家族も、おじいさんが飼うことができなくなった時にどうするべきかという不安を持ちながらも、
そのままずるずると時が過ぎてしまったという反省はされています。
離れて暮らす家族にとっては、親の介護や自身の家族のことで日々の時間が過ぎ、
マルちゃんのこの先のことまで具体的に考えられる余裕はなかったかもしれません。
ですが、今はまだご家族のサポートもあり、マルちゃんもご自宅で体調に問題もなく過ごしております。
柴犬と暮らしたいとお考えの方、行き場のなくなった子を引き取りたいと考えておられる方、落ち着いた成犬を希望の方等は、是非一度会いにお越しください!!
追伸
◯高齢者とペットについて
別居してる高齢のご両親がおられる方は、ペットを飼うことには慎重になるよう(基本は飼育すべきでないと思いますが)、常日頃から話し合ってもらいたいと思います。
何かあれば自分たちが引き取って育てたら良いと安易に考えて、逆に寂しくないようにペットの飼育、しかも子犬や子猫を勧めるような話も良く聞きます。
しかし10年後、20年後には家族の状況が変わってしまい、引き取ってあげられなくなったという事態も
よくあります。
基本的に、10年スパンで考えると家庭環境は必ず変わると想定すべきです。
しいて言うなら、行き場がなくなったシニアの犬猫を引き取ることを勧めていただきたいです。
飼育するのにハードルが高い子が多い現実もありますが、穏やかに落ち着いて過ごせる子が多い利点もあります!
もしシニアの子を引き取るとなると、その子があと何年生きるのか、最後まで面倒みてあげられるのか、等を真剣に考えざるを得ないので!
そのうえで
「この子を引き取ろう!」
と思ってくださるような高齢者やそのご家族が増えることを、
切に願っております。