暖かい地方に住んでいると
8センチの積雪なんてもう、大騒ぎです。
三日連続で雪景色だったのはたぶん
結婚以来初めてじゃないかな。
今朝の窓からの風景。
昼間は陽ざしがまぶしかったので
明日は普通に外に出られるかな。
雪の上を歩いてみました。ちょっとだけ。
杖がズブズブっと雪に埋まって
体重をかけるのが不安でした。
杖に「かんじき」をつけたくなりました。
北国の人は大変だろうなあ。
生きていて良かった!と思えたのは
ほんのちょっとしたことでした。
去年の第九でのお話。
30年前、指揮者外山雄三をして
「今どき珍しいデッドな(音の響かない)ホールだ」と言わしめた
市民会館大ホール、
「もっと鋭い息で子音飛ばさないとお客さんに届かないよ!」と
私も毎年言い続けてきたホールが、
改装工事で響きの良いホールに甦りました。
(こんなに長く待つとは思わなかったよ~。)
12月24日、本番。
無事終了後の打ち上げ二次会で
ソリストの一人から嬉しい話を聞きました。
「ゲネプロより本番の方が発音良くなってたよね。
何をやったんだろう?って
みんな(ソリスト達)で話してたんだけど。」
「わかってますよ(苦笑)。
どうせみんな、ゲネプロから本番までの空き時間に
私がしつこくダメ出ししたと思ってるんでしょ?
はい、私いつも辛口です。
自覚してます。
でも今日は違いますよ。
本番の直前、発声練習の後で発音練習をする代わりに
ここの部分はこういうことを歌ってるんだよね~、と
歌詞の意味のおさらいをしたんです。」
その練習でみんなが目指す所が決まったというか
気持ちが一つになったというか、
とにかく、役に立ったらしい。
ああ、良かったなあ。
歌を歌うということは、メッセージを伝えるということ。
カタカナじゃなく、発音記号でもなく、言葉を歌うんだよ、と
ずっと言い続けてきました。
でもドイツ語だから、みんな苦労するんだよね。
毎年、初めて歌われる方もたくさんいるんだもの。
ここまで来るのには長い時間がかかったけれど
私にお手伝いができて良かった!
指導スタッフ冥利に尽きる去年の第九でした。
これにて、2016年の記事終了。
充実した年末を過ごすことができて幸せでした。
お読みくださってありがとうございました。
ありがとうございます
にほんブログ村