続・続・アイリッシュハープとの出会い | 蟹、退治中 (乳がん生活)

蟹、退治中 (乳がん生活)

2012年12月 乳がん告知
13年2月 右乳房切除術(HER2 3+、ER +、Pgr -、リンパ管侵襲あり)
3月から抗がん剤(AC)、ハーセプチン、ホルモン療法の
術後治療を提示されるも、若き主治医の方針は一転、二転。
主治医を変え、ハーセプチンとフェマーラで治療中に
転移発覚

ハープとの出会い、最終回です。

 

 

万博から3年、ちょうど50歳の誕生日の頃。

市内の楽器屋さんの「アイリッシュハープ教室開講」の

折込チラシが入りました。


ウソでしょ?本当に?!

たかだか人口10万人の町にアイリッシュハープの教室が!
あの時のハープが弾ける!

夢みたいだよ~~♪♪♪

 

 

 

早速体験教室に行ったら、
そこにあったのは、34弦と36弦のアイリッシュでした。
ピアノ椅子に座って弾くのです。
私が思ってたのよりだいぶ大きい。
もっと小さいのはないのかな・・・。


先生から、名古屋のヤマハに、青山(ハープメーカー)の

36弦と25弦のハープがあると聞いて見に行きました。
実際の音を聞いて選びたかったし、
東京まで見に行く、という発想はありませんでした。



さあ、どっちを選ぶ?

 

 

小さい方が安いけど、大きい方も買えない値段ではない。
大きい方の、低音の丸い響きも捨てがたい。

でも持ち運ぶには重すぎる。
お箏の苦労はもうしたくない。
小さい方ならどこへでも持っていけるし、
小さいと言っても25弦「も」あるし。

何しろお箏は13弦ですからね、倍近くある。

 


決め手は、ハーピストの毛利沙織さんの楽譜サイトでした。

試聴して、小さいハープでも素敵な曲が弾ける、ということが

わかったので。

 

 


かくして、25弦のサウルハープが私の相棒になりました。

 

ちなみに、メンテナンスのことを考えたら

絶対にハープ専門店で買った方がいいです。

私の購入した楽器は、かなり長い間店に置かれていた物のようでした。

弦がプツプツ切れるのは仕方ないとしても、

レバー操作した時の音の変わり幅が弦によって違っていて困りました。

でも、「弾いてるうちに安定してくると思います」で済まされてしまいました。

結局、十字屋さんの出張メンテナンスで調整してもらうまでの数年間、

我慢して弾くはめになりました。

少なくとも、先生に一緒に行っていただくべきでした。

 

 

ハープ    ハープ    ハープ

 

 


文字通り、五十の手習いでした。

先生について習って

がんになってもレッスンを続けていたけれど、

転移して足を骨折して、辞めました。

 

レッスン室の36弦アイリッシュは一人で動かすには大きすぎたし、

楽譜モロモロ持ってお教室まで階段を上るのも大変だったし、

それに、古くからある楽器屋さんの建物、トイレは和式・・・。

(上二つは手を貸してもらえばなんとかなるとしても

三番目はどうにもならないよね。切実なのに!)

 

お月謝のこともありました。

治療のお金は削れませんから。

 

 

 

25弦の相棒は、連れて歩くのはちと大変ですが

ケースから出すのは一人でできるから

今でも時々部屋で弾いています。

 

毛利先生のサイトにはずっとお世話になってます。

レッスンに通ってた時はちょっと手強いのも弾いていましたが、

今は自分の好きな曲をEasy版の楽譜から選んで、ぽちっと。

 

 

 

結果論ですが、いい選択をしたのです。

ペダルを踏んで音を変えるグランドハープだったら

大きさだけじゃなく、足のこと考えたら無理ですからね!

血迷ってグランドなんて考えなくて良かったよ。

 

 

 

誰かに聴いてもらうためでなく、自分のために、

ポロポロ~ン♪と鳴らして、

いい音だな~って、自己満足。エヘヘ(#^^#)

 

 


長々とお読みいただきありがとうございました。

 


ありがとうございます

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