巻き爪に味わう敗北感 | 蟹、退治中 (乳がん生活)

蟹、退治中 (乳がん生活)

2012年12月 乳がん告知
13年2月 右乳房切除術(HER2 3+、ER +、Pgr -、リンパ管侵襲あり)
3月から抗がん剤(AC)、ハーセプチン、ホルモン療法の
術後治療を提示されるも、若き主治医の方針は一転、二転。
主治医を変え、ハーセプチンとフェマーラで治療中に
転移発覚

ドセタキセル休薬からはや8ヶ月。
爪への副作用はかなり消えて、
爪が浮いてくるのは気にならない程度になりました。



ハンバーグの種をこねるのは、
後々メンドクサイことになるので

ビニール袋に入れてやってます。



困るのは、巻き爪。

(汚い画像でごめんなさい)



しょっちゅう痛むという程ではないんです。
ただ、足先をぶつけた時に
曲がった爪が肉を傷つけたらしく、化膿してしまいました。
病院で皮膚科受診を勧められて、近所の皮膚科医へ。


ちょっと迷ったのですよ。
近所にするか、治療を受けてる病院の皮膚科にするか。

病院なら高額療養費の対象になるから、無料。
でも通院の手間と待ち時間を考えたら、
わざわざ行かなくても、近所でいいよね。
塗り薬出してもらうくらいで、
大した治療にはならないよね、きっと。



思った通り、巻き爪はそれほど酷くなかったので、
テーピングの指導と塗り薬の処方で済んだのですが…。

この先生、何と言うか……

医者を辞めても電話セールスのお仕事で
食べていけると思う。



私の受けている治療のことをお話ししようとしたのですが、
途中で遮って、

「巻き爪の原因は松葉杖で歩いて、体重を足に掛けないせい」
と、足指の運動の指導。

「耳の後ろの皮膚が切れるのは、痒くて触っちゃうから」
と、じんましんの飲み薬と、耳シャンプーの薬の処方。

「顔の脂漏性湿疹?(フケみたいなものらしい)が気になる」
と、そちらの塗り薬も。



自慢じゃないけど
訪問販売や電話セールスの撃退は、私得意な方なんです。
先方の質問に答えず、ペースに巻き込まれないようにして、
簡単に諦めてもらってきました。


ああだがしかし!
医者の権威に負けてしまったのか!



今一番気になってるのは巻き爪なので、
取り敢えずそこからお願いしたいです、
と言っても取り合ってもらえず。

「折角だから皮膚に関係してるところはやっておきましょう」
と先方のペースになってしまいました。

悔しい~。
何なんだこの敗北感涙



以下、先生に言いたかったのに言えなかったこと。


足の指先に体重をかけないから巻き爪になるというのは
確かにそういうことあると思います。
足の爪が変形しちゃってるお年寄り、いますもんね。

でも、抗がん剤で爪が変形する人はたくさんいるんです。
松葉杖ついてる影響もあるかもしれませんが、
私が巻き爪になってるのは健康な、
体重かけてる方の足なんですけど。
それに手は、趣味の楽器を弾くから
大抵の人より指先に力かけてるのに、
それでも若干巻き爪になっちゃうんですよ。

皮膚の障害、かさついたり切れやすくなったりも、
この治療してたら珍しくないんです。
痒くて触ったりなんかしてません、絶対に。


そう言いたかったのに、実際は
先生の話にはあ、はあ、と
煮え切らない返事をしていた私。

あー悔しい。





こっちだってね、
皮膚科の開業医に乳がんの分子標的薬の知識までは
期待してませんよ。

ただ、人の話を聞かない医者に診てもらうのは、
精神衛生上誠にヨロシクナイです。
たぶんこの皮膚科にはもう行きません。



もう一つ、ここはやめとこ、と思った理由。

診察の最後に、今使ってる薬は?と聞かれたので
点滴と内服両方の、使ってる薬のメモを見せました。

先生それをカルテに書き写しながら
この薬は知らないけど大丈夫だから~
と言ってじんましんの飲み薬を出してくれたんです。

えっ?そんなもんなの?
前にバイトしてたとこでも、クリニックでも、
他で出された薬のことは
医者向けお薬事典みたいなのを開いて確認してくれたのですが
この先生は違うようです。

家に帰って即ネット検索。
飲み合わせは心配しなくていいみたいで良かった。


そうは言ってもね、
がんの治療に使う薬全部がそうではないけれど
毒と言ってもいいくらいの薬があるじゃないですか。
それを、知らないけどで済まされると
何か不安になっちゃうよ~。

次に皮膚科にかかる時は
不便でも病院の方に行きます、きっと。



それにしても
今までさんざんドクターとやり合ってきた私を黙らせるなんて!


思い出すとやっぱり悔しいわ~~~
キィィィ!!((ヾ(≧皿≦メ)ノ))キィィィ!!


ありがとうございます

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