一瞬脳裏をよぎったもの
仕事帰りの道すがら、小学校低学年ぐらいの女児2名が離れた場所でじゃんけんをしていました。
すると勝った方は「グ・リ・コ!」と言いながら3歩前へ進みました。思い出しました。小学生がよくやる「グリコ」で3歩進む他は「パイナップル」で6歩進み、「チョコレート」でやはり6歩進むアレです。小学生時代の私はやりませんでしたが、まだあるんですね。
そして私が「グリコ」で思い出したのはもちろん「グリコ森永事件」です。'84年(昭和59年)に起きたあの事件から今年でちょうど40年になるんですね。もうそんなに経ったのかと思わずにはいられませんでした。
グリコ、森永の他、不二家や明治製菓などの菓子メーカー、丸大食品やハウス食品なども狙われました。結局容疑者とされた「キツネ目の男」は逮捕に至らず。事件は迷宮入りとなったあの事件。実は狙われなかったメーカーもありました。どこでしょう?
正解はロッテです。容疑者が朝鮮人と当時言われており、唯一朝鮮系の菓子メーカーのロッテだけは狙われなかったというのが顛末なのですが、これも本当なのか否かは定かではありませんでした。ただ大阪や兵庫を舞台にした事件だっただけに「容疑者朝鮮人説」はまことしやかに語られていました。
あの「キツネ目の男」、読売のキャプをかぶって顔が当時北朝鮮のNo.2だった金正日そっくりでした。女児の「グリコ」で色々なことが頭の中を駆け巡りました。
チョキで勝った時は「チョコレート」ではなく「朝鮮労働党」にでもしたらいかがでしょうか。「朝鮮総連」や「朝鮮人民軍」とか。