思惑は諸々あるんでしょうが

　ホークス・野村大樹と西武育成の斎藤大将のトレードが発表されました。支配下選手と育成選手のトレード、つりあわない気もしますが、恐らくは低迷する西武から泣きが入ったのではないでしょうか。

　西武はその前に読売との間でもトレードを敢行しています。西武のラインナップ見てみても名の知れた選手は中村剛也と外崎ぐらいですもんね。貧打戦テコ入れのため獲得したアギーラなんて話にならないくらいに全然ダメで今１軍にいませんし、つい数年前まで「山賊打線」の名を欲しいままにしていた重量感ある打線もすっかり解体されてしまいました。FAで選手が次々に抜けていくのですからまぁ早いこと早いこと。まずはあの環境が過酷すぎる本拠地球場をなんとかしないとダメでしょう。「そんな資金はない」というのなら球団をさっさと身売りすべきです。ヨドバシカメラにでも身売りしますか？

　今回のホークスと西武との間でのトレードは恐らくホークスからの選手の無償提供と思われますよ。西武は出せ選手がいなかったから仕方なしに29歳の育成選手を出したのではないでしょうか。

　オズナがコンディション不良で登録抹消だそうですね。今シーズンのオズナ、とても守護神を任せられるような状態ではないと思います。20セーブを上げてはいますが、防御率が3.99、ほぼ４点台というその数字でよく守護神を任しているなと思うのです。年棒が高額だからとか、もしかしたら契約の中に「どんなに調子が悪くても必ず最終回を投げさせること」なんて明らかにおかしい契約が含まれているのかもしれませんが、チームとしてはちょうど良かったのではないでしょうか。今シーズン、いったい何試合オズナで落としているのでしょう。先月23日の参戦したロッテ戦でも２点リードを守りきれず、ロッテ４番のソトに逆転３ランを浴びて先発・モイネロの勝ちを消していました。その裏１点を返して結果的に引き分けで終わりましたが、私個人的にはあの試合は負けに等しい引き分けだったと見ています。

　代役はヘルナンデスで良いんじゃないですか。松本裕も候補に挙がっているようですが、こちらもオズナ同様、今シーズンは怖いですよ。これを機会にオズナに依存するやり方を見直しても良いと思うのですが。