来年3月いっぱいで消滅 | Los Tres Diamantes presenta "TIERRA FECUNDA"

来年3月いっぱいで消滅

 千葉県の松戸から津田沼を結ぶ新京成電鉄が来年3月いっぱいで消滅。4月1日からは「京成松戸線」として再スタートするそうです。

 

 その名が示す通り、京成電鉄のグループ会社でした。「新京成」と言うからてっきり「新しいのかな?」と思いきや、沿線ははっきり言って京成よりはるかに田舎でした。

 

 '90年代後半に一度だけハム2軍の球場・鎌ヶ谷スタジアムに行ったことがあります。今は鹿児島に住んでいる鷹友が当時鎌ヶ谷に住んでいて、鎌スタに誘われました。鷹友は当時鎌スタの年間パスポートを所持しており、「2軍は地元のハムを応援している」と語っていたことを思い出します。もうかれこれ四半世紀前の話になってしまいました。

 

 鷹友が指定する「くぬぎ山」という駅で待ち合わせ。まさにローカル線のひなびた駅でした。駅から鷹友が運転する北九州ナンバーの自家用車で一路鎌スタへ。駅から球場までの道のりにはなんとゴルフ場まであって「すごいところに来てしまったな」と思ったものです。「千葉県」というイメージからはおおよそ程遠い印象でした。先日行ったヤクルト2軍の戸田球場もこんな感じでしたから、若い選手を野球漬けにするには人里離れた場所に隔離するのが手っ取り早い方法なんでしょう。

 

 対戦相手は当時の横浜ベイスターズの2軍チーム・湘南シーレックスでした。ハム2軍のトップバッターはのちに1軍でもブレイクする森本稀哲、湘南の1番は金城、4番は高卒ルーキーの古木といったあたりがスタメンに名を連ねていました。

 

 鷹友からは「また行こう」と誘われましたが、あまりに遠くてこれは無理だと思いました。千葉マリンも遠いですが、鎌スタはもっと遠く感じました。まだハムが札幌に移転する前の話でヤンキースそっくりのユニを着ていた頃でした。チケットのは今のハムのクマのキャラではなく、ギョロ目で舌の長い、変なキャラが印刷されていました。

 

 私の数少ない新京成電鉄の思い出でした。もうさすがに鎌スタに行くこともないと思います。

 

「ぐんぐん京成」 ↓

 

 

 

 

 東京23区でも西の端に住んでいる私にとって、東の端を走る京成に乗る機会もほとんどというか、全くありません。仮に成田空港に行くことがあっても京成は使わず、JRの成田エクスプレスを使うと思います。