一般化しないことを願う | Los Tres Diamantes presenta "TIERRA FECUNDA"

一般化しないことを願う

 先の交流戦でホークスと対戦した広島・秋山翔吾がリバン・モイネロ投手にユニの交換を打診し、モイネロも快く応じたそうです。数日後、秋山の元にはモイネロのサイン入りホークスのホームユニが届いたということでさっそくホークスユニに袖を通す秋山のレアな画像が本人のSNSに投稿されていました。

 

 サッカーでは対戦相手の選手同士でユニの交換は当たり前のように行われていますが野球では珍しいです。でもこれ、ファン同士では一般化しないでほしいでものです。

 

 想像してみて下さい。球場の近くを歩いていていきなり見知らぬ相手チームのファンから声をかけられてユニの交換を打診されて、交換を快諾できますか? 私には絶対できません。まず相手チームのユニなんて着たくもありませんし、そもそも汗臭いかもしれない見知らぬファンのユニなんて着たいと思いますか? 「洗濯すれば問題なし」という意見もあるかもしれませんが、私は嫌です。

 

 選手間でのユニの交換は良しとしてもファン同士のユニの股間なんてまっぴらごめんです。それ以前に身長186cmの私のユニを着れる人なんてそうそういないでしょう。

 

 野球でファンがユニを着用するようになったのは今から30年ほど前でしょうか。最初にやったのはロッテでした。ホークスは'95年に公式ファンクラブで当時のダイエーの黒いビジユニの配布が行われました。韓国製の粗悪なものでしたが、当時は野球のユニをファンが着用するなんて珍しいことだったので、あんな韓国製のユニでももらってうれしくて参戦した試合では毎回着用したものです。

 

 野球のユニをファンが着用することも一般化して久しいですが、電車やバスなど公共の場所で着用するのだけはやめてほしいです。毎度言及していますが、その場に居合わせた全ての人がそのチームのファンでもなければ快く思っているわけでもないのです。

 

 そんなことアピールして楽しいですかってい話です。少しは他人に配慮するくらいの心の余裕を持ちましょう。