ハム・水谷が交流戦首位打者に | Los Tres Diamantes presenta "TIERRA FECUNDA"

ハム・水谷が交流戦首位打者に

 昨夜甲子園で行われた交流戦最終戦・阪神対ハム戦でハム・水谷が第1打席でヒットを放ち、交流戦での打率を.438とし、堂々の首位打者を獲得して閉幕となりました。

 

 昨オフ、現役ドラフトでホークスからハムへ移籍。移籍初年度からさっそく結果を出しました。交流戦での打率.438は秋山翔吾が西武時代に記録した.432を抜いて交流戦最高打率だそうですね。「おめでとう」の言葉を贈りたいです。

 

 こうして現役ドラフトで移籍した選手が結果を残すと必ず出てくるのが「なん放出した」などと言ってくるヤツです。必ずいますよね。なぜ素直に祝福してあげることができないのでしょう。

 

 なぜ現役ドラフトにかかったのか。それは元の所属球団のコーチが育てきれなかった部分もあるでしょう。しかしそれ以上に大きいのが枠の問題だと思います。

 

 1球団で登録できる1軍選手の数、支配下登録できる選手の数は決まっています。その枠に漏れてしまうと結果的にくすぶってしまうことになってしまうと思うのです。特にホークスのように巨大戦力を有する球団ならなおさらでしょう。特にFAで獲得したビッグネームは給料も高額なので使わざるを得ないでしょう。そうなると良いものは持っているのに元の所属球団ではくすぶってしまうことになってしまいます。

 

 「なぜ出した」のかはそれぞれの球団で事情があるのです。やみくもに「なぜ出した」などと言うべきではないと思います。層の薄いチームで移籍した選手の才能が開花すればそれで良しと思うのですが。そもそも今回の水谷の交流戦首位打者だって誰は予想したことでしょう。

 

 それとも「なぜ出した」と言っている人はやっかみですか? もしやっかみならみっともないから控えた方が良いですよ。素直に称賛してあげることはできないのでしょうか。