どこかのドーム球場も見習うべき | Los Tres Diamantes presenta "TIERRA FECUNDA"

どこかのドーム球場も見習うべき

 広島の本拠地・マツダスタジアムの座席間隔が一部で異様に広くなっていることに着目したXへの投稿に多くのユーザーから称賛の声が寄せられているということです。

 

 これはライトスタンドの一部座席に隣との間隔が異様い広いエリアがあると気づいた投稿者の投稿に球場設計に携わった広島市の担当者からの回答なのですが、要はライトのポールに隠れてしまう部分を解消するために工夫を凝らしたとのことです。

 

 確かにどの球場でもそうですが、両翼のポール際の座席に座るとどうしてもポールに隠れて見えない部分が出てきてしまうのです。あれはものすごいストレスでした。しかしマツダスタジアムはそのあたりをしっかり配慮して設計されているんですね。野球に対する愛情が伝わってくるエピソードではないでしょうか。

 

 それに引き換え、あえてどこの球場とは申しませんが、福岡市内にある開閉式の某ドーム球場、ポールに隠れて見えなくなるエリアがあるにもかかわらず、お構いなしに客を詰め込むだけ詰め込んでいるんですよね。あんなポールで隠れてしまうような座席なんて「見切り席」として販売しても良さそうなものを通常価格で販売するから余計にストレスを感じてしまうのです。あれは本当になんとかならないものでしょうか。

 

 もしかしたら中には野球なんかそっちのけで酒だけ飲んで盛り上がりたいと思っている人もいるかもしれませんから、ああいうポール際の隠れ座席も必要なのかもしれませんが、普通の感覚の野球ファンならポールに邪魔されてバッテリー間が見えないなんてあり得ない話だと思うのです。それでもどうしてもそういう座席を提供したいのなら見切り席として通常より安い価格で販売すべきだと思うのですがいかがなものでしょう。内野B指定席は1塁側、3塁側問わず、そんな危険性もはらんでいるのでいつも「ポール際であっりませんように」と祈りながら球場に行っています。あえてどこのドーム球場とは言いませんけどね。

 

 特にドーム球場はそのパターンが多いように感じます。確かに野球以外のイベント(例えば音楽関係のライブなど)で使用することもあるので一概にポールに隠れてグラウンドが見えづらいことが悪いことではないのかもしれません。しかし基本は「野球用」として作られているわけでしょう。年間を通して野球の試合と音楽ライブなど他のイベントとどちらが多いのでしょう。そんなこと言わずもがなでしょう。

 

 7月に初めて行くエスコンフィールドはそのあたりどうなっているのか、注目して見ていきたいと思っています。