純金茶碗窃盗事件 | Los Tres Diamantes presenta "TIERRA FECUNDA"

純金茶碗窃盗事件

 昨夜23時過ぎに愛媛、高知など豊後水道を震源とした最大深度6弱の地震が発生しました。大きな被害のないことを願っています。こちら東京は何もありませんでしたが、つけっ放しにしているNHKラジオから突然例の緊急地震速報のアラート音が鳴り始めたので肝を冷やしました。あのアラート音はなんとかならないのでしょうか。背筋がゾッとする不快な音です。

 

 東京・日本橋の高島屋で展示されていた純金製の茶碗が盗まれた事件。時価1千万円を超えると言われていた純金製の茶碗が最終的に持ち込まれた上野の貴金属店の査定では半額にも満たない400数十万円であったことがわかりました。時価相当額と実際の査定額にずいぶん開きがありましたね。

 

 そんなものなのかなと思いつつ、この件、盗んだ無職の男もさることながら、危機管理の薄い百貨店側も盗んだ無職の男が最初に持ち込んだ江東区内の買取店側も全てが悪いです。

 

 理解できないのはなぜ人のものを平気で盗むのでしょう。警戒が薄いからと言ってそんな展示されているものを安易に盗みますか? 「鍵がかかっていないから盗んだ」なんて罪の意識は全くないんですね。30過ぎて無職だなんて窃盗を繰り返して生活していたのでしょうか。一種の病気なんでしょうね。

 

 そしてこの男が最初に持ち込んだ江東区内の買取店。最近街中にこの手の買取店が多く目につきますが、この買取店もクズですね。時価1千万円を超える純金製の茶碗をリュックに入れて持参した男を怪しいと思うどころか、簡単に査定してわずか180万円で買い取り、その日のうちに上野の貴金属店に売却して400数十万円で転売益を得ようとしていたわけでしょう。盗品だとわからなかったのでしょうか。純金製の茶碗をリュックに入れて持ち込んでくること自体がおかしいでしょう。常識で考えたらそんなものリュックに入れて持ち歩いたりしませんよ。街中にある買取店なんて安易に利用するものではありませんね。本部からどんな教育を受けていたのでしょう。

 

 盗んだ男、展示していた百貨店、盗品でも利益を得ようと試みた買取店、3者すべてがずさんそのものでした。金相場が連日の最高値を更新するさなかに欲に目のくらんだバカどもが情けない話でした。一発逆転なんか狙っていないで地道に働けっていう話ですよ。どうせそんなのすぐ足がつくんですから。