エイプリルフールにしては | Los Tres Diamantes presenta "TIERRA FECUNDA"

エイプリルフールにしては

 今日日中に放送されたTBSテレビの情報番組の中で本来の放送とは一切関係のない映像が流れたということです。どんな映像かというと、Jアラート発出時に流す映像で北朝鮮の軍隊が行進し、その様子を金正恩が見ているという映像だったそうです。

 

 誤って流した映像を情報番組を担当していた局アナの女性が謝罪したそうですが、Jアラート発出の際はそういう映像を流すんですね。Jアラート発出の理由は北朝鮮のミサイル発射だけではないと思うのですが、あくまでもそこに特化していることに少々驚きました。

 

 ただテレビを見ていた人は驚いたことでしょうね。番組の内容と一切関係のない北朝鮮絡みの映像が突如流れたら「えっ、何事?」と思うでしょう。エイプリルフールにしてはシャレにならない事案でした。

 

 これとは全然関係ない話ですが、私が中学生だった'70年代後半、NHKテレビの正午のニュースが左翼団体によって電波ジャックされ、テレビの音声からは突然左翼のメッセージが電波に乗ってしまったことがありました。これは都内の杉並区など一部地域だけのアクシデントだったということですが、私はその当時杉並区民。しかもその日は体調を崩して学校を休んでいたのです。実はNHKテレビの正午のニュースでも見ようかと思っていたのです。もし見ていたら電波ジャックを目の当たりにしていたわけです。

 

 当時はもちろんテレビはアナログ放送でその手の電波ジャックも割と容易にできたのでしょう。要は当時のNHKテレビの音声周波数である95.75MHzにトランスミッターを使って音声を乗せてしまえば良いわけですから。今は地デジなのでほぼ無理だと思いますが。

 

 間もなくするとFMラジオに海外(主に日本の近隣諸国)からのラジオが混信してくることがありますが、こちらは電波ジャックではなく、スポラディックE層(略して「Eスポ」)という異常伝搬によるものです。89.7MHzのインターFMなんてしょちゅう中国大陸からのFMラジオが混信しています。解消するには周波数を変更するしか手段はありません。