プライドが高いのか? | Los Tres Diamantes presenta "TIERRA FECUNDA"

プライドが高いのか?

 開幕直前に読売の新外国人・オドーアが電撃退団とのことです。オープン戦の打撃不振から開幕2軍調整を打診したところ、突然帰国を口にしたということです。

 

 パドレスから獲ってきた選手でした。メジャーでも100数十発の実績を引っ提げて鳴り物入りで入団してきたようですが、契約の中に「どんなに不調であっても1軍で使い続けること」なんていう項目が含まれていたのでしょうか。

 

 基本的にメジャー経験者はプライドが高いですからね。思い出すのは阪神のグリーンウェル、ホークスではケビン・ミッチェルやペニーなんてのがいました。ペニーは確か開幕2戦目の仙台での楽天戦で先発して炎上したと思ったら即退団、帰国でした。ケビン・ミッチェルも来日当初は良かったのですが、次第に成績が低下すると休みがちになり最終的にはシーズン途中で退団でした。開幕の西武戦で放った満塁弾、現地でナマで観ました。当時3塁コーチャーには王監督がいて笑顔で一緒にホームインしてきたことを今でも鮮明に憶えています。「すごいのを獲ってきたものだな」と思ったのも束の間、あっという間に消えていきました。当時確か水島漫画の「あぶさん」にも出てましたね。

 

 ホークスも去年まではメジャーから実績のある助っ人を連れてきていましたが、いくらメジャーで実績があっても必ず日本で成功するわけではないということがよくわかったでしょう。無駄金使ったらその代償はファンに押しつけるんでしょう。何の役にも立たないメジャーリーガーを大枚はたいて呼んできてチケット代や球場内物販がじわじわと値上がりしているのです。球団側は気楽なものですよ。色々なものを値上げしてもファンは確実に球場に来てくれるのですから。私は10年ほど前までは年間40~50試合ぐらい参戦していましたが、特にコロナ禍を機に参戦数を減らしています。特にコロナ明け後は宿泊施設までことごとく値上げに踏み切って遠征そのものが難しくなってきたという側面もあります。

 

 NPBは財源が入場料収入だけということが大きな問題だと思います。その一方で選手の年棒は上がる一方ですからね。メジャーに流れてしまうからと言ってどんどん年棒も上げしてしまうのもいかがなものでしょうか。